フロー理論! ゾーンに突入し無我夢中になる方法とは!?
キャリア的視点502
こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「集中」です。
私達は自分が夢中になって何かを行う時は、周りの否定の言葉が耳に入ってこないってことありませんか? これを続ければ「絶対にいいものができる!」って保証もないのに確証する。早くその完成形を観たくて仕方がなくて、だから1分1秒も無駄にしたくない! そんな状態になった事はありませんか?
さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。
フローって何?
フローという言葉をご存知ですか? ゾーンという言葉はどうでしょうか? 無我夢中は聞いたことがあるのではないでしょうか。私的には全て同じ様な意味の言葉ではありますが、実際のところはどうなのでしょうか?
経営学で言うところのフローとは「流れ」を意味しますが心理学では少々異なります。
フローとは人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいう。
Wikipedia:フロー(心理学)
ゾーンとは極限まで集中し、最高のパフォーマンスを発揮する瞬間をいう。まわりのことが一切気にならないほど、目の前のことに集中している状態のこと。
オンスク.jp
無我夢中とは何かに心を奪われ、われを忘れること。
weblio:無我夢中
いかがでしょうか。私的にはどれも「極限の集中状態」を指しているように感じます。強いて違いを挙げるとすれば、ゾーンは「瞬間」のイメージがあり。スポーツ等の世界で使われる機会が多い様に思います。
フロー状態になる為には
クレアモント大学教授・チクセントミハイ氏が提唱するフロー理論というものがあります。
【創造的な活動や高い技術力を必要とされる仕事などに没頭しているとき、疲れをしらず、時間の過ぎるのも忘れて活動を続け、永続的な満足感を得られている】状態を『フロー』と名付けたのです。
フロー状態の時の個人の感覚は常人のそれとは異なります。
- 専念と集中、注意力の限定された分野への高度な集中。(活動に従事する人が、それに深く集中し探求する機会を持つ)
- 自己認識感覚の低下
- 活動と意識の融合
- 状況や活動を自分で制御している感覚。
- 時間感覚のゆがみ – 時間への我々の主体的な経験の変更
- 活動に本質的な価値がある、だから活動が苦にならない。
私達がフロー状態に入る為には、その物事に対する中程度以上のスキルと、同じく中程度以上のチャレンジ精神が必要となってくるわけです。更に以下の要素が加わるとなお強力です。
- 直接的で即座のフィードバック(活動の過程における成功と失敗が明確で、行動が必要に応じて調節される)
- 成功する可能性があると信じる(明確な目的, 予想と法則が認識できる)
- 経験に夢中になり、他のニーズが無視できるようになる
つい先日の記事でこんなことを書いていますが、先ほどのフロー理論の図で観た時のスキルは「できる」、チャレンジを「やりたい」に置き換えた場合、ものすごくわかり易いと思うのです。
また先のフロー理論のマトリクスを見てみるとあることがわかります。
スキルがないままだとチャレンジ意識が向上していっても「無気力」「心配」「不安」とネガティブな状態が続きますが、スキルが高まるにつれ、ポジティブな言葉に変わっていくのです。
今、自分に出来ることからやりたい事を見つけていく。
今の自分に出来ることの中でやりたい事が見つからない場合は、新しく「やりたい」と心が動くモノを探す。
こんな流れが良いのかもしれませんね^^
個人の活性化を組織の活性化に繋げます。
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