自分自身のために、プロティアンに生きる #キャリア的視点 685
こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「自律」です。
「自立」と「自律」
これは私にとって大切な目標であり、テーマです。これを掲げて数年たちますが、まだまだなかなか自分自身が納得できていません。ということでこれからもずっと自立であり自律している大人を目指していこうと思っている訳なのです。
さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。
自立
自立とは[経済的な自立]なんて言葉もよく聞きますが、別に経済的な話だけではありません。親や保護者の保護から外れて独り立ちをすることを言います。「精神的自立」「社会的自立」など様々な言葉がついてきます。
しかし同時に【独り立ち】とは言うものの、独りで生きる、という話でもありません。結婚して家庭を営むことも立派に独り立ちなのです。
会社の中でだって同じです。一人でも仕事をこなせる様になった時に「自立」なんて言われたりしますが、チームの一員としての仕事でも同じことですね。
- 自立する。
- 独り立ちする。
- 一人前になる。
これらの言葉を言われたとき、嬉しさと共に一歩も二歩も成長した実感を感じられるのではないでしょうか。
そして自分自身で自覚したとき、「ああ、大人になったな」って感じられるような気がします。
現代の日本は18歳で成人として、大人として法的に認定されますが、実質は18歳ではまだまだ子供です。大人になるにはそれから様々な社会人経験を必要とするのです。
自律
自律とは、
自分で自分の行ないを規制すること。外部からの力にしばられないで、自分の立てた規範に従って行動すること。
コトバンク
要は、自分で自分の行動を律することができることを言います。自分ルールに対し、同時に社会的ルール(コンプライアンス)に対して規律を守って行動できることを言います。
そしてその『自分ルール』の中心にあるのがアイデンティティです。
自我によって統合されたパーソナリティと社会との関わりを説明する概念。同一性,主体性,帰属意識などと訳される。哲学用語として用いられていたが,1960年代以降社会学,心理学で広く使われるようになった。社会学におけるアイデンティティ概念では,変化する環境の中で自己がさまざまな役割を演じるとき,そうしたさまざまな〈私〉を統合する変わらない自己をアイデンティティと呼んだ。
コトバンク
これも様々な表現ができると考えますが、私的には「最も大切な価値観」が近い印象でいます。
社会の中で生きていく中で、絶対に変えたくない、曲げたくない心の拠り所にもなる価値観。企業でいえば【経営理念】です。
そのアイデンティティをぶらすことなく、しかし変化の激しいVUCAの世の中に柔軟に対応していく適応能力(アダプタビリティ)をもって変幻自在に自らのキャリア=生き方・活き方を変えていくことをプロティアンと呼ぶようになりました。
自分自身を当事者として客観的に捉え、自分自身の目的と会社の目的を踏まえて、行動を考え、律しながらも激しく動き回る。それをプロティアン人材とも言ったりします。
私自身はそうでありたい、と思っています。私の理想像なのだと自覚しています。
【面白い】が私の行動原理であり、その面白いとは「ワクワクする」ことを言います。夢を「ワクワクして思わず動き出したくなる目標」として定義して、複数の選択肢が見つかった場合は、自分の心がワクワクする方を選びたいと思っています。
人生を愉しんで活きるために。
これからもプロティアンで在りたいと考え、動き出すようにしていこうと思っています。
個人の活性化を組織の活性化に繋げます。