僕らはみんな生きている #キャリア的視点 678
こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「個性」です。
『僕のヒーローアカデミア』という、満画はみなさんもよく聞いたとがありますよね。私も全巻読みましたし、アニメシリーズも息子(10)と一緒に観ています。彼に致ってはアマゾンプライムで2周目を観る程好きなシリーズなのだと思います。
想像もつかないような数々の個性が当たり前に社会に受け入れられている。なんて理想的なんでしょうか。
さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。
自分と違う他人
全人工の8割がなんらかの特異体質を持ち、それが当たり前に社会に受け入れられた世界。それがヒロアカの世界です。
振り返ってみて今の私たちの社会は、あまりにも差別が多い。
自分と異なるものに対して、自分の優位を確立させるために、場合によっては様々な “力” を使って相手を貶める。自分の使える各種の “力” 、権力(パワハラ・いじめ)、暴力(喧嘩・戦争)、政治力(社会的抹殺)をフルに駆使して相手を襲うのが、現在の日本社会です。小学生から定年間際の方々まで、幅広くまんべんのない年齢層で行われているのですからたまったものではありません。
いっそヒロアカの世界の様に、全人口の過半数が特異体質というレベルにまで、しかも『人ですらなくなっているんじゃ?』的な外見までは無理としても、徹底的に『人と違う自分』と『自分と違う他人』を体感的に理解できないと、現実の世の中から差別はなくならないのではないか、とすら考えてしまいます。
どうして人は[他人と同じでないと安心できない]のでしょうか?
どうして人は[他人より上位に立たないと安心できない]のでしょうか?
差別が起こる原因の多くがこの2点なのだと感じています。
他人なんて自分と違っているのが当たり前なのに、他人と同じであろうとする。遺伝子的に同じはずの一卵性双生児だって、生まれた瞬間に別人です。はっきり言えば違っていない方が異常です。
人と人はもちろん対等です。その能力と本人の努力と時流によって人間社会における差は生じるものの、全ての人は『自分の理想としたキャリアを歩む権利』を平等に持っています。
差別を生むのは人の心です。
minority
minority。日本語にすれば「少数派」を意味します。
人は生きているだけで基本的に少数派です。正確に言えば『視点を変えてみれば少数派だったことに気付いた』という表現のがよいようにも思います。
- 私は幼いことから喘息持ちでした。
- 私は進学校(高校)だったのに、専門学校に進みました(卒業生の2%)
- 20代は就職もしないで役者を目指していました。
- 世間的に認知されていない『キャリア』を専門にしている(国家資格キャリアコンサルタント)
- 子供が障害児(遺伝子疾患:ピット・ホプキンス症候群)
それでも私は生きています。これからも生きていきます。
誰もが他人と違うことにより劣等感を感じながらも生き続けます。正直言うと「他人と違う」とかなんて気にしている暇はありません。
他人と勝負して優位に立つのではなく、一秒前の自分と勝負して勝つことの方が愉しい。
様々なマイノリティが集まって組織を作っています。様々な個性が集まって社会が動いていきます。
すぐには難しいのかもしれませんが、人と違うことに誇りをもって生きて活きたいと、私は思います。
個人の活性化を組織の活性化に繋げます。