学校と地域と企業を繋ぐコーディネーターの存在 #キャリア的視点 677

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「キャリア教育コーディネーター」です。

現在働いている人たちの社員教育の必要性は多くの方がその身に感じていると思います。
それと共に、これから働く人、つまり現在の学生さんたちに対する働くマインドセットを整えるための教育として必要になってくるということも、分かりやすいことだと考えます。学生さんたちのキャリア教育をこれからどのようにしていくかは、まさにこれからの日本社会にも大きな影響を持つことになると思うのです。

それでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

キャリア教育コーディネーター

キャリア教育コーディネーターってご存知ですか? 文部科学省や経済産業省のホームページなどにもみられる『キャリア教育』を、その名の通り現場の学校と企業を繋ぐ役割としてコーディネートする者を言います。

とはいえこの資格は民間資格なので、まだまだ知る人ぞ知る資格。国家資格のキャリアコンサルタントですらまともに認知の進んでいない日本においては、本当にマイノリティな資格であり仕事なのだと思います。

しかし今の子供たちを取り巻く環境は、もう余裕がありません。

これまでにも言われてきたように『詰め込み型教育』の結果、人々は主体的に何かに関わることを知らないまま大人になりました。早く気づいた人からスタートを切れるわけですが、気づかないままに40代、50代に至る方も多いのが現実です。

実際に私も42歳の時にやっと気付いて、ここは言い訳ですが、大黒柱バイアスによって独立起業すること自体がそこから更に7年かかっているのです。

これからの社会の主役になる子供たちが、自分の意思で主体的に社会に関わること。それを支援するのが本来は大人の役割なのですが、親も含めた社会の大人は自分の『仕事』に時間を取られ、子供達に興味すら持てていないのが現実です。

そんな親が自分の役割を教師に押し付けモンスターペアレンツと化し、ただでさえ業務が逼迫している教師のメンタルを追いやることで、現在の教師不足という社会的な危機に、そして子供の未来が憂うべき世になってきているのですね。

その現状打破が目的ではありませんが、社会に必要な存在として考えられるのが、【キャリア教育コーディネーター】なのだと考えています。

役割

そもそもの話として敢えて書きますが、キャリア教育というものはどんなことを言うのでしょうか?

そもそもキャリア「経歴」とか「職業能力開発」とか言われていますが、それは狭義の解釈で、広義の意味としては「人生」とか「活き方」のことです。詳しくは私の著書に書いていますので是非ご参照ください。

そこからわかるように「キャリア教育」と言えば『就職してからの社員教育』も含みます。その意味ではキャリア教育コーディネーターというのは当たり前に会社の従業員教育にも顔を出せる話なのですが、まあ社会的認知としての「キャリア教育」というのは学生向けですので、ここでは学生向けの話にしたいと思います。

キャリア教育コーディネーターの役割とは一言でいえば『学校と地域を繋ぐ役割』です。目的はもちろん子供たちの成長、自分の人生を自分らしく生きるための成長を叶えることです。

学校の先生が考える企画を、企業の協力を得て、子供たちの成長に繋げる。
子供たちと繋がることで、企業の自己分析を促し、担当社員教育となる。

企業やご高齢者と子供たちが繋がることで、地域が活性化する。
地域が活性化することで、子供たちは活き活きと暮らし事ができる。

その要になるのがキャリア教育コーディネーターです。

キャリア教育コーディネーターは、国家資格キャリアコンサルタントの様に認知度はまだありません。聞いた話では関東では全くというほど聞かないとも耳にします。それでも子供たちと地域企業と地域の成長に寄与していく存在として、学校サイドから期待されているのです。

教師のみなさんの業務軽減のためにも、頑張っていきましょう!

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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