インプットした知識を活かす方法 #キャリア的視点 635
こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「思考力・発信力」です。
今年の新入社員研修で、受講生たちに対して科目を問わず私が伝え続けていることがあります。それが「思考力・発信力を育てよう」という言葉です。
これからの社会人生活の中、各個人が意識することで能動的な姿勢に変えていくことができるものです。
自分の意識を前向きに持っていくために必要なもの。それが思考力と発信力なのです。
さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。
思考力
こちらはまず、読んで字のごとく『考える力』です。私たちは日ごろから何かを考えながら生活していますが、その考える力を深めていくということです。
かのニュートンも万有引力の法則を発見する際には、考える時間がありました。【リンゴが木から落ちる】という偶然をたまたま見かけて閃いたというように逸話には書かれていますが、実際のところはリンゴが落ちたのはきっかけに過ぎず、その「?」を元に日々考え続けて導き出したもののはずです。はず、というのは私がニュートンに会って直接話を聴いたわけではない、からです。
考える力には限度がありません。その気になれば何時間でも考え続けることができることでしょう。
ここで大切なのは【考える】ことと【悩む】ことは全くの別物だという事です。同じ頭の中で行う行為ではありますが、その思考性が異なります。
様々な不安を巻き込みながら内へ内へと入っていくことが【悩み】
様々な知識をくっつけたり話したりしながら次のステップに進むために外に向かうのが【考える】です。
このたどり着く先はまさに正反対の結果に繋がります。思考という錬金術を使って、自分だけのイノベーションを起こしていきましょう!
発信力
とはいえ例え、様々な事を考えたところで自分の頭の中にある内は、外の社会に対しては何らの影響も起こしえません。頭の中にある段階ではただの妄想にすぎなくなってしまいます。誰かに伝えて初めてそれは形を成しましす。
ここでいう発信力というのは、『何らかの行動を起こすことによって特定・不特定の誰かに伝える行為の全て』をいいます。もう少し簡単な言い方をするなら『アウトプット』です。
つまり「口に出して言う」「Twitterでつぶやく」「ブログを書く」などの文字通りの発信から、実際にその考えた結論を行動に移すことで相手に伝わるようにすることも含みます。
間違っていてもいいんです。自分が時間をかけて考えに考えた、その時間は決して無駄にはなりません。発信して他者が受け入れてくれなければ、さらに熟考して修正をすれば良いのです。
時代を生き抜く力
私は「思考力」と「発信力」を、何が起きるかわからない不確定なこれからの時代(VUCA)を生き抜くために必須の力だと考えています。
それはまさに【OODAループ】です。
OODAループの最初の3つ【Observe:観察する(情報を集める)】【Orient:選択肢を作る】【Decide:(作った選択肢から)決定する】はすべて考える力:思考力を指しています。そして最後の【Act:行動する】が発信力となります。
OODAループとは、アメリカの軍事戦略家であるジョン・ボイド氏が発明した、先の読めない状況で成果を出すための意思決定方法です。
つまりOODAループはボイド氏が、万有引力の法則はニュートンが考えて発信した、思考力と発信力の結果、多くの人に受け入れられたものです。先のツイートにも書いた通り、私たちがそれをやって新しいフレームワークを作ったり、法則を見つけたって良いのです。
なお、私が自身で考えて発信しているものを以下に挙げておきます。一度ご覧いただければ幸いです。
個人の活性化を組織の活性化に繋げます。