夫婦の在り方:株式会社『我が家』共同経営者 #キャリア的視点 608

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「夫婦」です。

私が代表をしている「しゅふふ☆キャリア」というチームがあります。主夫婦というイメージで「主夫」x「主婦」x「キャリア」を考え、問題定義や改善案の提案などやっていこうというチームです。
夫婦の在り様について考えるたびに気になっていることがあります。

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

株式会社『我が家』

昔、私がキャリアコンサルタントの勉強会に参加した時のやりとりです。私がクライエント役で参加したロールプレイングでブザーバーの方から頂いた一言が、数年経った今でも気になっているのです。

「私は妻の事を『同じ家庭を営む共同経営者』だと思っています」
「大変珍しい考え方だと思います」

私は昔から『変な考え方をしている』という自認があり、今ならそれがマイノリティ(少数派意見)として誇らしいとすら思っているのですが、この時の話は未だに心に引っかかっているのです。

妻の事を 『同じ家庭を営む共同経営者』 といっている私のことに対し珍しい考え方だと考えていた、というように受け取っていましたが、私的には当たり前に「株式会社『我が家』の代表取締役社長と副社長」といった感覚でいたものです。

社長と副社長は協力して会社を運営していくものです。お互いの役割を分担し、時には協力し合い、子供という名の従業員の育成も担っていきます。

とはいえ後述しますが実に独善的で傲慢な社長だったと、今なら思うところではありますが…

奥さんは家政婦でも秘書でもありません

日本に限らないのでしょうが、女性の妊娠・出産からの流れから、そのまま育児が女性の役割とするのが自然な流れとなっている家庭は非常に多いと思います。すっかり「文化」のひとつでもある様に『当たり前』になりすぎていて、深く考えなくなっている家庭はほとんどでしょう。

私も、当時はそこまで考えていた訳ではありません。事実、当時の我が家は妻が時短勤務を選択し、保育園から連絡があったら早退するという役割分担をそんなに深く考えずに行っていました。

たまたま私は子供が大好きで、比較的育児参加比率が高かった。
たまたま私は飲食店での調理場アルバイト経験があり、料理や片付けに対する抵抗が無かった。
たまたま私は独り暮らし経験があり、掃除洗濯などもやったことが無い訳ではなかった。(ここは特にあまり得意ではないですが)

男性だから育児には参加しない。家事は行わない。としていては家庭が崩壊してしまいます。もちろん家庭が崩壊する前に女性が不満を貯め込み心を病んでしまいます。

まだ奥さんの方が「専業主婦」であるならば、ひょっとしてそこまでにはならないのかもしれませんが、会社員として働いている「兼業主婦」であったなら、一日頑張って働いて家に帰って食事の準備。休日は家事に追われて…でも夫はゴロゴロしている。これでは溜まったものではありません。時代は変わり、女性の社会進出は進み、今では共働き世帯の割合は専業主婦を上回っています。

間違いなく言えるのは、あなたの奥さんは本来はパートナーであって家政婦でも秘書でもないということです。家庭に対しては同じ立場で考える仲間です。

「我が家」を健康経営していくためにも、社長(男性)がふんぞり返っているだけでは、副社長(女性)にばかり『しわ寄せ』が集まってしまう在り方では、決して良い結果は生まれないでしょう。二人が協力して健康経営するために何をすべきか、考えていきましょう。
子育てが終わった後に『熟年離婚』などが増えている現実がそれを物語っているのではないでしょうか?

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※尚、今回の話は全て私の主観です。株式会社『我が家』の考えを押し付けるものではありませんし、当時、及び現在の我が家の在り様に関しても妻がどう感じているか、どう考えているかは反映していません。

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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