新型コロナウイルスによりキャリアチェンジを余儀なくされる #キャリア的視点 591
こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「Covid-19」です。
2019年12月。中国から端を発したとされる新型コロナウイルス「Covid-19」は7つ目のコロナウイルスだと言われています。であればその○○株も、亜種も8番目、9番目となるものかと思っていたら、なかなかややこしくて、そうではないらしい。もう良く分かりません^^;
しかし、その新型コロナウイルスによって亡くなったり、その関係で自らのキャリアを変えざるを得なかった人も大勢いるのです。
さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。
キャリアに対する新型コロナウイルスの悪影響
私自身、新型コロナウイルスには痛い目を見ました。2020年2月に起業したものの、その1ヶ月後の3月から5月の間、小学校・保育園が休校になり、私が新入社員研修の日(これもかなりのリスケが入りました)は、妻が会社を休んで子守りで何とか乗り切りましたが、今なお企業の教育費はプール金補填の為に解放されず…苦しい日々が続いています。
しかし、私はまだましな方なのだと思います。開業間際で資本金を潰すことにはなりましたが、何とか生活は出来ていました。コンサルタント業であったために先行投資もほとんどなく済んだというのも要因だと思います。
世の中には夫がコロナに感染し、残念なことに死亡。大黒柱として稼ぎ頭だった夫が無くなってしまった事で、お子さんが大学進学をあきらめざるを得なかった、というニュースを観ました。
会社自体が倒産になってしまい、夫は生きていてくれているけど職がない、という話も聴きました。会社自体は倒産を免れたけど、リストラ(リストラクチュアリング)により解雇になってしまった。
リストラクチュアリング
コトバンク
広義には政治、経済、社会全体の再構築すなわち根本的再構成をいう。通常は個別企業が環境変化に適応するために、事業の内容や範囲を大幅に改革し再構成することをいい、企業再構築などと訳すこともある。
その他にも多数のこうした社会からの強制的なキャリアチェンジを余儀なくされることがあります。しかもその多くは個人だけではなく「家族」にまで多大な影響をおよぼすのです。
転機を乗り越えるための支援
こうした人生における転機に襲われた時、キャリアの世界では真っ先に「シュロスバーグの4S」が出てきます。
シュロスバーグの4S
第一段階:リソースを点検します。
①状況(Situation) … 転機を冷静に評価する。その影響の深刻さやタイミングと持続性、そして自身はその手にをコントロールできる立場にあるのかを考えます。
②自己(Self) … 自身の活用できる内面的な資質を探ります。
③支援(Supports) … 外部(親・社会)の支援はどの程度期待できるのか。
④戦略(Strategies) … 状況・自己・支援を把握したうえで可能な対処を考え、実行する。第二段階:変化を受け止める。
キャリア理論って誰のモノ?② #キャリア的視点 549
起こった転機を否定するのではなく、積極的に受容して受け止めていきましょう。
本来であれば戦略的に対処する方がその期間も短くダメージも少ないものなのですが、実際にその立場に立ってみると、なかなかそんな冷静な事をいっていられるものではないのが実情なのだと思います。
言うまでもなく、渦中にいる人は目の前の事で手一杯になってしまうのですから。
キャリアコンサルタントは認知度が低く、ほとんど知られていない。だから利用されない。なぜなら「知らない」から利用の使用がない。これが現状です。
先日起きた電車での事件でも同じことが起きていると思います。
「何か困ったことがあったら『SOSボタン』を押して乗務員に知らせてください」
と言われても、そもそもSOSボタンというものが知られていないのです。知らないから誰も利用できないのです。
だからこそ【知っている人が手を差し伸べる支援】と、その為の社会的システムが必要なのだと感じます。
私達は自分の興味領域・業務領域の事には特化して詳しくなっています。逆に世の全ての事象を知ることができない以上、興味領域・業務領域から一歩でも外れたものに対する知識は格段に下がります。
社会というチームで、お互いに助け合って活きていける社会。知らなくても必要な時に支援してもらえる、そして誰かが自分を必要としている時にちゃんと支援に行けるシステム。そんな社会って出来たら良いですよね^^(自分の利益ばかりを優先する資本主義社会では無理かも^^;)
個人の活性化を組織の活性化に繋げます。