子育ての中で培われるキャリア #キャリア的視点 537

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「育児」です。

昨日まで3回連続で「夫婦」をテーマに「しゅふ」のキャリアを考えてきました。今回はその延長にあたるのかもしれません。
子育ての中で、どんな形でキャリアが培われて行くかを考えていきたいと思います。しかしながら「言うは易し、行うは難し」という諺もある様に一朝一夕でできるものでもありません。今までできなかったものができるようになるには、それなりに時間がかかるものです。

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

子育てを考える

全ての親が、とは言い切れないのが多様性を謳っていても切ないところですが、多くの親は自分の子供に「良い」子になって欲しいと思っていると思います。

  • 健康に元気に育って欲しい。
  • いろいろな事を経験して、簡単な事なら自分で乗り越えられる強さを持って欲しい。
  • 主体性を以って、自分で未来を選べるようになって欲しい。
  • 安定した職場について、余裕のある暮らしを送って欲しい。
  • ステキなパートナーと出会って、幸せに暮らして欲しい。
  • 自分が味わってきた苦労は、この子には味合わせたくない。

親とは身勝手なものです。

【かわいい子には旅をさせよ】
我が子が可愛いなら、親の元に置いて甘やかすことをせず、世の中の辛さや苦しみを経験させたほうがよいということ。

故事ことわざ辞典

こうも考えていろいろと小言も言うのですが、【親の心子知らず】なかなかこちらの真意は伝わりません。
感じませんか? これは会社の部下や後輩と似ていると。もちろん部下や後輩は『仕事をしに来ている』という意識がある分、まだ聞き分けは良いのですが、「部下の為にいってやっているのに!」って思うあたりも含めて、子育てと社員教育には思った以上に共通点があるように思います。

育児が育むリーダー像

つまり、子育ての中でしっかりと意識をしていけば、会社の社員教育やマネジメントに有効に繋がるスキルや考え方が自然に身に付くのではないでしょうか。
私個人は『出産育児は普段の会社業務の中では決して得ることのできないキャリア形成の期間であり、休業などでは決してなく「出向」に近いキャリアを積める場所』だと考えています。

それまで女性だからという理由だけである種自然と家事を担当してきた女性は、その家庭では家事の一人者です。先達者である女性が、仕事(家事)のできない新入社員(夫)にどう接し、どう育てるかで、彼の成功は変わります。これだけでも既にOJTスキルやマネジメントスキルの向上が期待出来ますね。

将来子供が育って学校に入学した後も、同じです。対象が夫から子供になるだけです。宿題もしないでゲームやったりYoutubeばかり観ている子ども達にいかに宿題をやる習慣をつけ、その子の将来に繋がる何かに主体的に取り組める様に育てる。こればどんな部下よりも手強いですよ。

こうした見守り背中を押す型のマネジメントは、現在は【支援型リーダー(サーヴァント・リーダー)】と呼ばれています。しかも0年ほど前から多投して生きているのですが、今ではマネジメントタイプの主流に取って代わろうとする勢いです。

理由は簡単。需要があるからです。部下がそうしたマネジメントを望むからです。

もし皆さんが男性で、これから会社でキャリアを積むの出れば、育児に積極的に関わっていきましょう。奥さんも喜ぶし、自分のキャリア形成にも大いに役立ちます。一石二鳥、いや子供も健全に育ちやすくなり、夫婦仲も良好になりますので一石四鳥以上ですね^^

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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