人生の役割

キャリア的視点474

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「役割」です。

お気付きでしょうか? 私達は日常生活の中で様々な役割を担っているという事を。その役割とは家庭でも、地域コミュニティーでも、もちろん会社組織であってもそれぞれが持っています。
今日はその役割に関して考えていきましょう。

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

ライフキャリアレインボー

人生には様々な役割があるのです。例えば私たちは、生まれたその瞬間から、私たちの親にとっての【子ども】という役割を持つのです。それは同時に【孫】で会ったり、【弟・妹】という役割も持っているかもしれません。

その結果として『私』が第一子なら親は【親】という役割を得ることになります。同様に【祖父・祖母】という役割を持つ人もいる訳です。『私』が第二子以降なら【兄・姉】という役割を持つ人もいることはわかりやすいのではないでしょうか? 稀に双子、三つ子の場合は生まれて数分後に【兄・姉】なんで役割をもってしまう子もいるのですが、其れは余談です^^;

今の『私』はどうでしょうか? 実際に私、ひだの場合、家族に対しては【夫】【父】、実家に対しては【子】【弟】、仕事に関しては【仲間】などが挙げられますね。

皆さんはどうでしょうか? 企業で働くサラリーマンの場合、【リーダー(上司)】【メンバー(部下)】【同僚】と言った役割が考えられますね。未婚だったら【恋人(彼氏・彼女)】なんて役割もありますね。

同じ相手に対して複数の役割を持つ場合もあります。【同僚】と【友達】は同時進行が可能なのではないでしょうか。

要は相手との関係性です。自分が望む、望まないに関わらず誰かとの関係性は生まれてきます。

それをアメリカの経営学者のドナルド・E・スーパー(1910~1994)が図に表したのが、先の図[ライフキャリアレインボー]です。生まれてから死ぬまでの一生を虹に例えた図です。

想像も含めて考えてみると、これからのキャリアを考えてみても私たちにはそれぞれ、実に様々な役割があるのだと気づきます。それはつまりそのまま私たちの関係性の多さなのだとわかるんです。

役職とは「役割を持った職」の意味です

多くの方が捉え違いをしているように感じる会社の役職に関して言えば、あれもただの役割の違いだけであって、どちらが偉いとかの話ではありません。確かに経営者やリーダー(上司)は有事の際には責任を取る立場にあるので『偉い人』と勘違いしている方が多い様です。責任を取る人が偉いのであれば、何かあっても責任も取らずに逃げ回っているような人はあらゆる意味で尊敬に値しない人物と言うことになりますね^^; 言い方を変えれば「人間的に偉くない」という事ですね^^

経営者やリーダーというのは、「責任と取る」という仕事に対して普段から役職手当をもらっている訳で、別に偉いという訳ではありません。人それぞれの能力・価値観などから適性があるからその役割を果たしているのです。

個人的な考えを言えば、新入社員から始まって、業績・功績を上げる中で役職が上がり、仕事内容も責任も変わる現代のシステムには違和感を感じています。「プレイヤーとしては成績を残せないがマネージャーとしては優秀」という方はいくらでもいるのに、現在のシステムではその方たちを活かすことができません。
同時にそれは、「現場たたき上げでマネジメントの【マ】の字も知らないまま他人をマネジメントしないといけない」人を生み出すことになり、その人のマネジメントするチームに配属になった人にとって多くの場合不幸になるのです。

マネジメントも業務であり、その二者には役割の異なりしか存在していないのです。その役割を取っ払ったら2者は基本的に対等です。年齢や先達(先輩)などの要素も絡みますので全くの対等とも言い切りませんが^^;

今からでも遅くはありません。
「俺は会社から認められた『上司』だから偉い」
なんて思っていた皆さん、一度周りの方々をフラットな視線で見てみませんか?

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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