ダイエットの敵

キャリア的視点473

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「慣れ」です。

私達が新しく何かを行う場合、どうしても最初は「よしやろう!」みたいなパワーが必要になります。ところがそれを続けていると、気が付いたら当たり前にできるようになっていることに気付きませんか?
良くも悪くも「慣れ」によって私たちは日ごろの生活を送っているのです。今回は悪い例で紹介します。

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

緊急事態宣言でCovid-19の感染者数はダイエットできる?

日本各地でCovid-19の感染者の拡大が止まりませんね。主要都市を始めとして緊急事態宣言がいつまでも続いてしまっている印象です。

緊急事態宣言が出ると一日の感染者数は現場に向かいます。しかしそれで緊急事態宣言を解除すれば、また前回を超えて感染者が増大しまていますね。正に私の(多くの人の?)ダイエットの如く、痩せては太るリバウンド地獄です。自虐でも何でもなく実際にリバウンド地獄に至っている私としては他人事ではないのです^^;

1日の感染者数をみていると、数字しかみていない分「分かり易い」とは思いつつも、どこか「対岸の火事」であって自分事にしにくい印象を受けます。

先日投稿したツイートが今回の元ネタでもあるのですが、ここに書いた様に国民一人ひとりが感染拡大を防止するために真剣になるには、極身近な誰かが感染するという残念な事実が無いとできないくらい「慣れてしまった」のではないでしょうか?

緊急事態宣言が発令されている東京都では、毎日のように「満員電車」を嘆くツイートも流れてきます。企業も慣れてしまい在宅ワークが可能であることを知っていつつも「通勤」という以前のスタイルに戻ってしまっているのです。判子文化も含めて、顔を会わせる会議を含めて、それに慣れてしまっているのですから。社員が在宅を希望しても役員がそれを希望しない限り変わらないのかもしれません。

なぜならその仕事の仕方に慣れてしまっているから、なのだと思います。

慣れ+○○

慣れとは面白いもので、やり続けている内に「それをしないと気持ちが悪い」という心理に変化していく事が多い様に感じます。要は「依存」にも近い感覚です。

「毎日ジョギングをしているのに、今朝は大雨で外に出られなくて気持ちが悪い」
「いつもは夜食が定番なのに、今日は早く寝てしまって食べていないから物足りない」
「いままでずっと会社でみんなと話をしながら仕事を作りあげてきたから、会話ができないと仕事をしている気になれない」
一つ目はよく聞く話です。二番目は私のダイエットが成功しない理由です^^; そして最後は緊急事態宣言に慣れてしまって在宅ワークをしたがらない企業の話です。

日本の施策の失敗の要因は様々にあることは分かっています。しかしながら最大の要因は「慣れ」なのだと思うのです。そして正常性バイアスと呼ばれる思い込みのひとつも影響が大きいでしょう。

「どんなに感染が広がっても自分(家族)だけは大丈夫」
私達の心のどこかにこんな感覚が残っていませんか?

慣れてしまった上に正常性バイアスも重なった結果、今の社会情勢があるのです。だれもここまで長く続くと思っていなかったコロナショックです。そんな中でもオリンピックは開催され、若干のお祭りムードの中、連日のように新規感染者数と死亡者数が公開されていますが、聞き流していたりしませんか? 感染者数が全てだとは思っていませんが、まずは感染者数をダイエットさせましょう。それは罹患して苦しんでいる人数なのですから。

「今日も3000人超えたってよ」
「やばいね」

こんな会話のネタにしているだけではありませんか? ダイエットの敵は自分の心の中にあるのです。(と私が言っても説得力はありませんが^^;)

一刻も早く感染者数を0にして、どうどうと経済活動を再開させましょう!

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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