アクノレッジメント

キャリア的視点434

こんにちは(^^) ひだです。今日のテーマは「承認」です。

私達は関係性の希薄だと言われる現代社会に住んでいます。それでもその中でも、多種多様な人が雑多に暮らす中でも、日々関係性構築を営んでいるのです。今日は関係性を構築するのに使える手法を考えていきます。

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

関係性を強化する方法

このブログを読んでいただいている方の中に、アクノレッジメントという言葉を聞いたことのある方は何人ほどいらっしゃるのでしょうか?

アクノレッジメント。
ネット辞書で調べると「承認」などと出てきます。

しかしその内容を知れば知るほど「承認」だけでは表現しきれないモノが多分に含まれていることに気付きます。

「関係性を整えるために行うあらゆる事」

と、(単語ではありませんが)こう表現した方がしっくりくるのです。ちょうどマーケティングを「売れる為に行うとあらゆる事」と表現するのと同じ感覚ですね。

キャリア的視点226 -人との関係性を深くする考え方:acknowledgement-
過去に書いた記事ですので併せてご覧くださいね。

本題に戻りますが、人間には承認欲求という原始的な欲求があります。以前にも紹介した【マズローの欲求五段階説】の4番目ですね。

この後は、その承認欲求をもう少し掘り下げてみようと思います。

承認にも3段階あるのです

まず承認欲求は更に3段階に分かれます。
下から「存在承認」「行動承認」「変化承認」です。

下から順にみていきましょう。

-存在承認-
「〇〇さん、おはようございます」の様に都度名前を呼んで、「そこにいてくれてありがとう」の意を表します。
「あれ? 髪の毛切りました? なんかさっぱりしましたね」
「今日顔色悪いんじゃない? 無理しないでね」などもここに入ります。
逆にこれすらしないのは「無視」「シカト」になり、その先には「いじめ」「ハラスメント」にも繋がりかねません。

-行動承認-
フィードバックを始めとする「相手の行動」に対する承認です。
「道路で死んでいた猫を道路脇に寄せてたよね。なかなかできないよ、優しいね」
「先ほどの立ち姿は非常に綺麗でした。礼の際にもう少し深くできるともっと格好良くなると思います(改善)」
これがあることで、相手の方は自信を持ってこれからもアグレッシブに活動していけるようになります。

-変化承認-
相手が起こした行動によって、どう変化が生じたか、に対する承認です。
「あなたが掃除をしてくれたおかげで、家中が綺麗になったわ。気持ちいい」
「あなたが赤ちゃんのミルクをあげていてくれたから、私はゆっくり寝られたわ。ありがとう」

結論としてはこれらの承認欲求を満たすこともアクノレッジメントのひとつです。
人は自分を認めてくれる相手には自然に気を許していくものです。逆を言えば自分を認めてくれない相手には態度を硬化していきます。

私たちは社会生活を営む人間です。社会性と言えば複数の人の集まりであり、そこには必ず「関係性」が存在します。誰かと一緒にいるのであれば、それは気持ちの良いものにしたいじゃあありませんか。
その「気持ちの良い関係」というのも実は人それぞれでもあるのですが、お互いに気持ちの良い関係性を作る為の物がアクノレッジメントなのです。一部の方たちだけが気持ちの良いというのは関係性が崩壊しやすいですから、大切なのは「お互いに」です。ここは注意が必要です。

みんながお互いに気持ちよくいられるために、何が出来るか。その答えがアクノレッジメントなのかもしれません。

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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