オンラインの時代になって名刺を使わなくなってきた

キャリア的視点521

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「名刺」です。

コロナ禍を機にオンラインの利用が加速度を増してきました。感染拡大防止の為に外出そのものを控えるようにもなり、リアルで新しく人と出会う機会が減りました。対してオンライン上ではこれまでのSNSでの出会いが、そのまま仕事の繋がりに変わる勢いで新しい出会いがあります。
そんな中、名刺というアイテムの使い方も変わってきていますね。持たない訳にもいかないけど…

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

名刺の目的

元来の名刺の意味合いは、営業などが「今日、訪問させていただきました」という証に、門や玄関に『刺した』ことから名『刺』と書くようになったのだとか。
実際に私も派遣会社の営業時代に、出社拒否をした派遣スタッフさんの自宅にまで訪問した時にやりました^^; 広告でぎちぎちになったポストに入れても効果なし、玄関を開け閉めしたら目に入る様に、とドアの上の目線の隙間に刺し込んだものです。

こうした名刺の使い方が正しいかどうかはさておき、現在の名刺の意味合いは変わり、既にマーケティング戦略の一環に組み込まれています。要はチラシの代わり、広告の一部です。いまや顔写真を入れるのは当たり前(入れない方も多いです)ですし、正に自分を宣伝するための有効なツールと化しています。

これは実際に私が使用している名刺(一部改変しています)です。お問合せ電話番号などはお手数ですがトップページをご覧になってください。(https://mizukara-career.com/

このように、『私』という会社の窓口、又は商品サービスをいかに相手に伝えていくか、というものです。このデザインがそれに適っているかどうかもこの際置いておきますが^^;

オンライン時代の名刺の在り様

ところが2010年頃から一部の企業では「オンライン」という新しい働き方が始まりました。ネットワークに繋がっていればどこでも仕事ができる、という事でテレワークが始まりました。

テレワークというと在宅ワークやリモートワークなどと同じような意味合いで言われることが多いのですが、実際は「tele(離れたところ)」+「work(働く)」を併せて作られた言葉です。インターネットなどの情報通信技術を使って会社以外の場所で行う仕事の形態ですね。

それがコロナ禍によって一気に加速されました。時代はあっという間に「我が社でも(すべての職種ではないが)テレワークが可能である」ことに多くの従業員が気付いたのです。コロナが落ち着いてきた現在、「判子文化」や「仕事はみんな集まって」という旧来の仕事の方法にこだわってしまう企業も出てきていますが。

私自身、コロナ禍とオンラインへの移行に伴ってリアルで人に会う機会が激減しました。名刺交換の機会が激減しました。6月のホームページリニューアルに伴い新しく作った先の名刺も、この4ヶ月の間に50枚も配っていないと思います。(先日の新入社員研修も仲間の会社のメンバーとして参加していますので、MIZUKAraの名刺は渡せませんでしたし^^;)

今ではTwitterなどで知り合った方とはTwitterのDMを活用して繋がる、自己紹介は各種SNSのプロフィールで、といった形が主流になってきていると思うのです。一時期は名刺管理アプリのオンライン名刺に注目もしていましたが、「無くても良い」「ある方がひと手間増える」的な感覚になってしまいました。

オンラインで知り合って、実際に会う機会にアイスブレイク的な儀式として改めて名刺交換をする。まだしばらく変動もありそうですが、これが新しい時代の繋がり方なのかも知れませんね。

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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