自立と自律

キャリア的視点516

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「じりつ」です。

「自立」と「自律」。同じ読みでも全く意味が異なる二つの言葉です。しかしてその2つとも、自分がこれから成りたい自分に変わっていこうとする際には大切な物ですね。
今日はこの二つの言葉を中心に色々と考えてみたいと思うのです。

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

「じりつ」の意味

私の目標とする言葉に「自立&自律」というものがあります。言葉遊びの様にも感じられますが、両方ともこれからの私の成長を考えた時には、その基礎となるべきものなのだと思っています。

自立とは
他への従属から離れてひとりだちすること。一本立ち。

コトバンク

一つ目の意味としてはそのまま独立です。私はまだ開業2年目、しかも初年度はコロナにやられてしまいまともな活動実績が出来なかったこともあり、気持ちは現在が初年度です^^; まずは収入という部分も含めて自分自身を独り立ちしていく必要があります。独立だけなら誰でもできます。要はその先に、自分だけの収入で家族を養っていけるまでなる事。

二つ目の意味は「鶏口牛後」に近い感覚です。「大きな組織の末端のにいるよりは、小さな組織のトップで重んじられる方が良い」という意味の中国の故事です。
世の中には様々なコミュニティ、組織がありますが、その組織を自分で作っていく側で在りたいと思うのです。とは言えどうしても全てを、というのは無理がありますが、せめて自分がやりたい事柄に関しては自分が舵を切る存在でありたいと思うのです。

自律とは
自分で自分の行ないを規制すること。外部からの力にしばられないで、自分の立てた規範に従って行動すること。

コトバンク

世の中には法律を始めとして様々なルールがあります。コンプライアンスを考えればそれは膨大な量になります。

自律とはそれらとは一線を画す概念だと思うのです。
「自分らしくある為に」
この一言が自律の意味なのだと私は考えています。これは自己概念の中でも自身が好意的に考えられるものの更に先にあるもの。少々感覚的な表現で分かりにくいでしょうが、要は「成りたい自分に成るための自分自身で決めたルール」と言えるのではないでしょうか。

自立と自律の先にあるもの

これは私の名刺の裏にずっと載せているイメージなのですが、屋号「MIZUKAra」の理念でもあります。過去から現在、そして未来へと進む中で私達は自立し自律する中で主体性を手に入れていくんです。

私自身、まだまだです。自律とか言っても「美味しいもの」はつい食べ過ぎてしまいます。息子が残したおかずなども「もったいない」といって食べてしまいます。結果としてお腹周りがポッコリしてしまいました。食べ物に関しては自律できていません。

でもそれでも良いと思っています。ダイエットの先に「どんな目的があるのか」にもよりますが、私の「在りたい姿」というのは「スマートな体形のおじさん」ではないのですから。ダイエット、又は太らないことで果たせる「目的」があるのなら、余分にお菓子やごはんは食べないという「目標」で良いのでしょう。そうでない私はそこに対して自律性を持てずにいるという話なだけです。
人は全ての事象に対して主体的になれるわけではありません。一事が万事に主体的にやっていたらとても体がもちません。人は自分が【面白い】【愉しい】と思えていることにだけ主体的になれるのです。

自立というのは経済的な物を考えやすいのですが、同時に精神的なものです。誰かに、何かに依存しないで済むだけの安定した落ち着いた気持ちが自分に自尊と自信をもたらしてくれます。
自律というのは未来の「成りたい自分」に対する約束事です。将来の自分との契約みたいなものです。自分に対する約束を守ることで、自身の輪郭を自覚し、だからこそ得られる自由があります。

自立と自律の先には主体的という日々を愉しむ秘訣が待っているんです。あなたは主体的ですか?

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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