あなたの引退のタイミングっていつですか? #キャリア的視点 674

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは【匠】です。

どんな業界でも突き詰めていけば、その人の持つ技能は究極に近づいていきます。それはまさに【匠】です。
パソコンにおけるブラインドタッチもある種の特殊技能として匠の技といっても良いのではないでしょうか。皆さんそれぞれが持っている「強み」に繋がるもの、それを究極まで突き詰めたものではないでしょうか。

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

積み重ねる技

私は個人的に声優を志していた時代があったこともあり、声優の皆さんをひそかにリスペクトしているのですが、彼らは声の匠です。

先日、アベマTV「声優とお遊び2022(#関大河)」を観ていたら、歌手の串田アキラさんが出演されていました。

串田さんと言えばアニソン歌手としてもメジャーですが、そのパワーに圧倒された回でした。皆さんはどんな曲でご存じなのでしょうか?

  • 富士サファリパーク
  • 太陽戦隊サンバルカン
  • キン肉マン
  • 戦闘メカザブングル
  • 宇宙刑事ギャバン

超代表作としてはこのあたりなのではないかと思うのですが、そのあまりの曲数があるためにとても書ききれません。

2022年の現在、御年75歳です。上でリンクを張ったYoutubeを観ても、その声量はとてもとても75歳とは感じさせません。みなさん、カラオケにいって、こんな声量で歌えますか?

あの年齢でこの声量を維持するということがどういうことか想像できますか? 声量だけではなくしっかりとした音程も動画の中で声優の関智一さんも言っていましたが、腕周りの筋肉の太さ! しっかりと鍛えている証です。

「ファンのために歌い方を変えない」という串田さん。それもプロ意識の一つなのでしょうね。

セカンドキャリア

サラリーマンでいると、60歳という節目に定年を迎え、それまでのプロの技を後進に伝えて引退をしていきます。しかし歌手という世界には定年なんてありません。まさに声が出なくなる瞬間が定年なのかもしれません。
笑点の歌丸師匠や、円楽師匠がそうであるように、本来は定年などというものは存在せず、本人が本人の意思で引退する時期を決めればよいのではないでしょうか。

セカンドキャリアを考える場合には、今できることを考えるのではなく、これから真の引退までプロとして続けていけるものを選ぶのがおススメです。
これまで培ってきた知識やスキルを存分に活かせる場所を、自分で創り出しましょう。

そのためには考えることです。
どうすればその知識やスキルを、自分のため、家族のため、友人のため、地域のため、社会のために使うことができるのか、ということを考え続けるのです。そして見つかる仕事はきっと最後まで走り続けるにふさわしいものなんだと思います。

ただし、それであれば『今』考え始めましょう! 定年を迎えてから、「さぁ、これからどうしよう」では遅すぎるのです。50代、いえ40代から考えたって全く問題ありません。その上で準備が整ったら起業してしまえばよいのです。現在は副業や複業ができる時代です。実に独立に有利な時代になってきました。

その意味では、セカンドキャリアとは定年後を指すものではありません。「真にやりたい!」と思える仕事こそを言うのではないでしょうか。冒頭の串田アキラさんの場合はファーストキャリアはR&B歌手でした。そして現在もアニソン歌手として活躍しています。皆さんも人生の引退まで、【匠】として現役で活躍し続けたいものですね。

※ちなみに秘密戦隊ゴレンジャーを歌っていた『ささきいさお』さんは、芸能生活60周年。串田アキラさんと共に色気も魅力もある歌声を響かせています。見習わないといけませんね^^

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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