子どもは世界の宝です。 #キャリア的視点 668
こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「子ども」です。
実は本日は私の息子の誕生日なんです。あれから10年が経ちました。
生まれて1年の内は肺炎などで入院したり、動物アレルギーなどで呼吸器に支障が出たり、いろいろと心配したりしましたが、ありがたい話で今はかなり元気です。まぁ、微妙な表現をしていますが、心配事は際限なく尽きないものです。
今日は私の子供の話ではなく、社会全般の話です。
さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。
子供が生まれない!
日本の出生率がどんどん下がっていることは、多くの方がご存じなのだと思います。
合計特殊出生率というのは「15 歳から 49 歳までの女性の年齢別出生率を合計したもの」を言います。もう少しわかりやすく書くなら、一人の女性が出産するといわれる平均人数です。
1950年代は3.7人だったのがどんどん減っていき、10年後の1960年頃くらいには合計特殊出生率は2人までに落ちています。その後もどんどんと減って、現在(統計上2019年が最新)では1.36人にまで下がっています。
私のご近所さんには3人兄弟・5人兄弟という家庭もあることを考えると、子供を産まない選択をしている女性も多くいらっしゃるということですね。
しかし出生率も問題ですが、同時に子供の絶対数の問題です。1950年には240万人生まれていた赤ちゃんが、2019年には87万人にまで落ちています。実に1/3近くにまでなっているのです。
様々な理由が考えられます。
- 核家族化により子供の養育で親世代を頼れなくなった。
- 物価の高騰、男性の所得の低下などの理由から女性の社会進出がすすみ、更に養育に時間をかけることが難しくなった。
とりあえずわかりやすいところの二つです。
現代の社会のありようを観れば出生率も簡単には上がらないだろうな、と思ってしまいます。出生率が下がることで実際に生まれる子供の人数が減り、どんどんと母数が下がっていくのです。母数が下がったところで合計特殊出生率が3~5とかあれば日本の人口も少しずつ増えていくのですが…
あいにく現代は1.36人です。そして1.0を切ると、もう大変ですよ。100年後には日本人がいなくなってしまうかもしれません。
地域の子
実に当たり前の話ですが、子供がいなければ私たちに未来はありません。
年金の話も含めて、高齢者の生活が大きくかかってきます。若者世代が捻出してくれるお金で今の高齢者は年金をもらえています。日本の制度ですが、もう破綻し始めています。というより実際破綻していますね。
当初は60歳の定年と同時に支給される予定だったものが、いまや70歳になってやっとというのが現状です。いくら定年延長・再雇用などと言ってもそれは65歳まで。放っておいては70歳までの5年間を無職・無収入で過ごすことになってしまうのですから。
年金の話だけではなく、例えば年齢的にくる痴呆症などの発症を抑えるのにも、改善にも子供たちとの触れ合いは有効なのだと思います。多くの高齢者施設で保育園・幼稚園との交流を図っているのには、お互いにメリットがあるからなんですね。
先述のように今の日本では核家族化が進んでいます。我が家も例に漏れず核家族です。
私の母はまだまだ元気ですが、息子たちと一緒に暮らせたら、きっと「年なんて取ってなんかいられない!」ようになる気がするんです。
私が子供の頃の日本は三世代(場合によっては四世代)同居が当たり前によくありました。同時に子供というのは地域の子でした。子供が悪さをしたら近所のおじさんたちが叱ってくれたものです。親だけが育てる現代と違い、あの頃は地域全体が家族のようなものでした。
子どもたちにとっても、おじいちゃん・おばあちゃんたちと一緒に暮らした方が情操教育に必ず役に立つんですけどね。
今はうっかりしたことを言えば訴えられてしまいますけどね。
昔の全てがよい訳でもありませんが、子供たちの人間関係の構築には本来はその方がよいと思うんですけど、なかなかねぇ…^^;
個人の活性化を組織の活性化に繋げます。