学びの時間は社会人になってからが本番です! #キャリア的視点 656
こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「学び」です。
私自身これまで様々な資格を取得してきました。それはいまでは学習の片鱗も終えていないような試験から、実際に業務に使う資格まで様々です。そして今現在は『次は何を学ぼうか』と吟味している最中なのです。
皆さんは、これまでに何を習得し、今何を学び、これからどこに進もうとしているのでしょうか? 社会人になって初めて、自分が学びたいものを学んでいるという実感と共に、学びの時間が愉しくなってきました。
さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。
資格取得の意味
正直私も最初は学んでいて「その知識や技術があれば資格なんてなくても関係ないじゃないか」と考えていたのですが、実際は他人が私を評価する際に『この知識・技術を学ぶにあたって一定以上のレベルに達した証』と考えるようになりました。
本格的に試験に合格までしようと学んだのは『東京商工会議所:カラーコーディネーター』です。また学びの範囲やレベル感が似ていたので『全国服飾教育者連合会:色彩コーディネーター』も併願しました。もう今から12年前の話です。
資格というのは弁護士や医師などのような【業務独占資格】などもあり、その仕事に就きたいと希望するのであれば避けては通れないものもあります。業務独占や名称独占などのように国が法的な根拠によって保証しているものは国家資格と呼ばれます。他にも社会福祉労務士や建築士、税理士、宅建士などの業務独占資格はたくさんあります。将来に向けて資格試験に挑んでいる方は非常に多いのです。
対して先述のカラーコーディネーターなどのような国家資格ではない資格は民間資格、または民間検定呼ばれています。民間資格も本当に様々で、やろうと思えば自分でも作れてしまうのが特徴ですね。協会ビジネスが多いのもその辺が起因でしょう。受験してくれる方がいれば、の話ですけど。
私は民間資格もいくらか持っています。それらはその時との時の私のキャリアに必要と感じて学び、取得したものですが、現在の仕事・生活には影響していない者から順に忘れていってしまっています。「福祉住環境コーディネーター」や「建築CAD検定」なんて、こうした記事を書く機会がなかったら本当に取得したこと自体を忘れていました。
それでもその資格に合格したという事は、他人が私を評価する際に『この知識・技術を学ぶにあたって一定以上のレベルに達した証』となるのです。
学びの時間
最近流行っている言葉に「学び直し(リカレント)」という言葉がありますが、聞いたことはありますか? 「社会人が仕事で求められる能力を学び直す」ことを言います。つまり学生時代に学んでこなかったことを社会人になって必要と感じる事を学ぶこと、というニュアンスの様ですが、正直ピンときません。
- 仕事で求められること以外の学びが除外されているように感じる。
- 学び直しとは一度学んでいたことを、改めて確認しながら知識の追加・補完をすることだと思っていた。
- 社会人であっても初めて学ぶことは多い。それは学びであって学び直しではないのではないか。
などの屁理屈にしか聞こえないあたりがピンと来ない要因なんです。
日本人は忙しいんです。
時間外労働が一日に5~6時間に休日出勤までやっていたら、勉強なんてしている時間はとてもじゃないけど取れません。給料は安いのに物価は高く、さらにいろいろな名目で税金で持っていかれるから、それだけの時間を働かないと生活していけないんです。月給が100万円なんて軽く超す政治業者の皆さんには到底わからない話です。
たまたま空いた時間は家族サービスなんて言われて、パートナーや子供たちの為に身を粉にしないといけないんです。とてもとても将来のことなんて考えてもいられないし、今だって本当に隙間時間なんてトイレに入っている短い時間くらいですよ。
私のサラリーマン時代もこんな感じでしたが、実際に日本人の学びに対する意識は世界的にみてもとんでもなく低いようです。
小学校から始まる勉強は、子供には行う目的が分かっていません。だから押し込まれている印象ばかりで楽しくないんです。
結果として「勉強は楽しくない」「やりたくない」と潜在意識に刷り込まれてしまった社会人が誕生する悪循環は、まだまだ続くことでしょう。
だからこそ、今が学びのチャンスです。隣の席のライバルがゲームばかりやっている間に差をつけてやりましょう。さて私は次は何を学ぼうかな。老後の為にスロバキア語、とかも面白いかもしれませんね^^
個人の活性化を組織の活性化に繋げます。