会社組織で働き続けるために必要な能力 #キャリア的視点 655

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「エンプロイアビリティ」です。

私にはついに獲得できなかった(かもしれない)技能。それが【エンプロイアビリティ】。これは【雇用される能力】と日本語では言われます。
かつての私がそうでしたし、日本人のほとんどが学生生活の次には社会組織人としての生活を始めます。決して間違っている訳でもないのですが、実はそこには【雇用される能力=エンプロイアビリティ】が必要不可欠なのかもしれません。

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

雇用される能力

エンプロイアビリティ(employability)とは、「Employ(雇用する)」と「ability(能力)」を組み合わせた経済学用語の一つで、労働者が企業や組織に「雇われる能力」という意味です。私の主観では「される」だけに留まらず『され続ける』という表現の方がしっくりきます。「される」だけだと就職・転職時の話に限定されそうなイメージなんです。
実際に『「職場に雇用されるための能力」のほか、「継続して雇用される能力」、「環境の変化に合わせて異動や他社への転職ができる能力」という意味が含まれる』と説明するホームページなどもよく見かけます。

  • 経営・管理者・先輩からのストレス
  • チームメンバー・後輩からの押し上げ
  • 顧客との折衝をはじめとする自分の仕事
  • チーム全員との適切なコミュニケーション

他にもまだまだあるのでしょうが、こうした様々な要因をクリアしていくことが求められるのです。こうした様々に要求される能力を、困った事に自分自身で気付いて開発・改善していく必要があるのが現在の企業組織です。
仕事をするために集まっているから、教育は終わっているものとみなして育成はもっぱら仕事に直接かかわるモノばかり。これでは人は育ちません。

多くの方々が自身でエンプロイアビリティに気付いていく中で、うまく順応できなかった何人かが会社を去っていきます。

日本の歪んだエンプロイアビリティ

特に管理者からのパワーハラスメントがあった時は最悪です。個人的にはエンプロイアビリティを持っている人ですら、強制的に退職に追い込まれることすらあります。

あらかじめ書いておきますが、会社を辞めていく人のほとんどが『不本意な退職』です。
表面上だけ「キャリアアップ」とか取り繕っておいて、その実はほとんど(9割と言われています)が人間関係不備の中耐えられなくなって辞めていくのです。

企業の人事や経営者は離職率を気にする割りに、その組織内人間関係の悪化を止めようとしないように見えるのは不思議です。先述のパワハラやセクハラなどをはじめとしたハラスメントは、肥大化した画を抑えきれない、まさに組織の調和を守れないリーダーとして失格のエンプロイアビリティに欠ける人が巻き起こします。

VUCAと言われる現代、特にコロナ禍において、企業は大幅なダウンサイジングによるリストラクチュアリングを行わなくてはなりませんでした。そうした状況下でもハラスメント加害者はリストラの対象になることはありませんでした。過去の業績が現在の彼らを救ったのです。会社を貶める行為には目を向けず、です。「会社組織で働き続けるために必要な能力」が過去の業績であって現在の素行ではない、というのは困った話です。

本来のエンプロイアビリティは、リストラクチュアリングの際にも解雇されずに雇用され続ける能力といった概念のはずが、日本では少々違う結末になってしまっています。
日本は良くも悪くも実力主義社会。資本主義らしく数字をあげたら勝ちという会社が少なくありません。経営者や管理職が数字にしか目を向け無くなったら、その会社は先がないでしょう。少なくとも従業員にとっては居辛い環境にしかなりません。これでは離職率が下がらない訳です。

従業員的には他の会社に移って、そこで雇用され、雇用され続ける能力を発揮していくべきなんでしょうね。

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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