現代の錬金術:考えるという事 #キャリア的視点 651
こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「知識の使い方」です。
私はみんな等しく小学校・中学校と義務教育を受け、様々な事を学んできました。
国語・算数・理科・社会・英語・家庭・道徳・体育・音楽・図工・部活、その他様々です。
中学を卒業して高校に行って、大学に進むとどんどんと専門的になります。私たちは知識と技術をどこでどのように活かしていくのでしょうか?
さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。
知識と技術
多くの新入社員たちが、違う言葉で同じ内容のことをいいます。
『早く技術力を高めて皆さんの役に立ちたいです』
『たくさん知識を吸収して、いろいろな仕事に対応できるようになりたいです』
その意気込みや良し! なのですが、本当にそれでよいのでしょうか? 彼らの満足できるキャリアを描いていけるのでしょうか。それだけで本当に、私たちが培ってきた知識や技術は活かされるのでしょうか?
答えは『否』だと思います。もちろんある程度は活かされるのは間違いないのですが、結果オーライでは、再現性がないのではそれは本当に活かされたとは言い難いのではないでしょうか?
私たちは『考える必要』があります。
私たちが培ってきた知識や技術を役立てる方法を。誰の為に、どの分野の知識を役立てるのか、ということを。
その知識が役立った時の相手の表情を想像してみましょう。きっとそれが私にしかできないオンリーワンに仕事なのだと思います。
錬金術
錬金術というものは何なんでしょうか。
最も狭義には化学的手段を用いて卑金属から貴金属(特に金)を精錬しようとする試みのこと。広義では、金属に限らず様々な物質や人間の肉体や魂をも対象として、それらをより完全な存在に錬成する試み
Wikipedia 錬金術
別の表現を借りて行うのなら『無から有を生み出すこと』という言い方もできます。現実的にはそのようなことは人類の長い歴史を振り返ってみても成功した前例はありません。
しかし「思考」という人間の頭の中で繰り広げられる化学反応は、はるか昔から錬金術以上の効果をもたらしていました。
一つの知識と別の知識を、または3つ目以上の知識や技術とを組み合わせて、それまでになかった新しい発想を生み出すこと。これこそが錬金術です。
この発想の成果は私たちが普段から恩恵を被っている数々の便利グッズたちです。
- ニュートンの万有引力の法則
- コペルニクスの地動説
もっと身近な例をあげれば、漫画なども大いなる一例です。ガンダムやポケモンは初めて世に出てから何十年も経っていますが、未だに人気のビジネスコンテンツです。漫画・アニメ・映画・ゲーム・イベントなどなどのメディアミックスにより、多額の収益をもたらしている現在の錬金術だといえるのではないでしょうか。
それも一人、または1チームの思考が一番最初です。私たちがその最初のひとりになれない理由はありませんね!
だからこそ私たちは考えるべきなのです。自分が得てきた知識や技術を、どのようにして『自分の為』『他人の為』『社会の為』に活かすべきなのか、を。
※年の為に言っておきますが、『鋼の錬金術師』の映画がやるから合わせているわけではありませんよ^^
個人の活性化を組織の活性化に繋げます。