デジタルトランスフォーメーションって、どうして【DX】と書くの? #キャリア的視点 647
こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「DX」です。
世の中は猫も杓子も「DX」「DX]って言っています。が、DXってなんなんでしょうか。
1998年ごろ、Windows98が出たあたりから急速に企業内にパソコンが導入されるようになり、劇的にオフィスワークの形式が変化しました。それまで電卓だったのが表計算アプリに取って代わられ、FAXがピーガガガガとやる代わりにEメールでのやり取りに変わりました。私はこれをDXだと思っていたのですが…
さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。
デジタルトランスフォーメーション
まず「DX」とは何を指す言葉なのかといえば、デジタルトランスフォーメンションと呼ばれています。DXとは、Digital Transformationの略語です。Transformationは「変容」という意味なので、DXを直訳すると「デジタルによる変容」のことを指します。これは先述した様な単なる「パソコンの導入」といったような【IT活用】とは意味が異なります。
ちなみになぜデジタルトランスフォーメーションを「DX」と書くかといえば「Transformation」は「X-formation」と表記されるため、頭文字を取ってDXと略されるようになりました。なぜ「Transformation」は「X-formation」と表記するのかといえば… すいません、わかりません^^;
この際、DXとIT化はイコールではありません。DXとは『デジタル化することによって働く環境や生活を豊かにすること』をいいます。つまり、DXとは目的であり、IT化とは手段なのですね。
私達の暮しを豊かにするデジタル技術って、果たしてどの様なものでしょうか。
キーワードはリカレント
各企業が鎬(しのぎ)を削って我が社にできるDXを考えて実践しています。それは業種によって異なりますので一概に何が正解というものでもありません。しかし大切なのは『それを利用する誰か、又はみんなが豊かになること」という視点です。
では『豊か』とはどの様なことを言うと考えますか?
私の考えとしては、物質的な豊かさを『豊か』とは決して言わないと思うのです。私個人の考えですが、DXの謳う『豊か』とは精神的な豊かさであってほしいと思うのです。ただ楽をするのではなく、それによって更に得る何かがほしいと思うのです。
私達は一度楽を憶えると、とことん楽をしようとします。そして堕落の一途をたどって堕ちる所まで落ちていきます。『暇』は人の心を殺してしまうのです。
この意味で私は「DXという物事に対してのデジタル化」の反面、私たち一人ひとりが精神的に成長する必要があるのではないかと思うのです。ちょうどデジタルによる効率化によって効率も上がり時間に余裕ができるのであれば、【学び直し(リカレント)】をするのが良いと思うのです。
学校教育からいったん離れたあとも、それぞれのタイミングで学び直し、仕事で求められる能力を磨き続けていくことがますます重要になっています。
厚生労働省 リカレント教育
どんなにDXが行われて様々な事が便利で楽になったとしても、その変化に私たち自身が対応できないのであれば無意味です。場合によっては『堕落』に繋がり、真の『豊か』さとは真逆の道に進みかねません。私たちはこれからもずっと社会的な変化に対応し続けていく必要があるのです。
何より自律的にキャリア(人生)を歩んでいくためには、自律的に学び続ける必要があります。DXによる変化にはRecurrentによる進化が必要不可欠になるのです。
あなたは今、どんな学びの中にいますか?
個人の活性化を組織の活性化に繋げます。