高齢者社会を生き抜くための社会人基礎力 #キャリア的視点 637

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「社会人基礎力」です。

『人生100年時代』と言われるようになって久しくなりました。もう聞いたことが無い人はいないくらいなんじゃないかと思うくらいです。
60歳、65歳で定年退職して、尚40年、35年という期間があるのであれば、まだまだ元気な高齢者時代を皆さんはどのように過ごしていくのでしょうか?

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

人生100年時代の社会人基礎力

経済産業省のホームページの中に『社会人基礎力』に関して書かれたページがあります。そこには以下のように書かれています。

「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」

経済産業省 -社会人基礎力-

経済産業省が2006年に提唱しているものです。既に16年前のものではあるのですが、残念ながら相変わらずこうした情報というのはPRがうまくいっていないのか、一部の人にしか知られていません。

「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力と、そこから分派した12の能力要素で構成されていたのですが、2017年に『3つの視点』=【目的】【統合】【学び】を取り入れ改定されたとのことです。正直私もこの改訂版になってから知りました。

人生100年時代の社会人基礎力

もちろん肝心なのは、冒頭に書いた様に定年を迎えた後の期間を有意義に過ごすために、定年を迎える前にこそ、この社会人基礎力を磨いておく必要があるということです。

皆さんは、まだまだ先の『定年後の自分』を想像することは少ないのだと思いますが、今から準備をしておくことをお勧めします。そのために必要と言われているのが社会人基礎力なのですから。

社会人基礎力を養う方法

では、『今から準備』と言われても何をどのようにしたら良いのでしょうか?

ここから先は経済産業省のホームページには書いていません。私たちが自分自身で考えるしかないのです。それはこれまで各個人で築いてきたキャリアとの関係性でもあると思うのです。

先の社会人基礎力と比較して、自分には何が足りていないのかを考える必要があるのです。

だから私は考えました。私が考える社会人基礎力に至る為に必要な能力とは。

【思考力】と【発信力】

【思考力】とは、その言葉通り考える力です。ただし、深く深く洞察して考える力です。
何よりそれは『悩む』ことではありません。悩みとは様々な事柄を巻き込んで内に向けて混沌としていくことをいいますが、考えるということは様々なものと有機的に結びついて外に広がっていくことをいいます。

考えると悩むの違い

つまり考えて導き出した『自分なりの答え』をアウトプットすることが【発信力】です。

経済産業省の社会人基礎力の中にも『発信力』というのはありますが、それとは異なります。この場合の発信力とは、アウトプットのことを呼んでいるのです。
SNSやブログ等々そのままの意味の発信も含め、その発信する、考えた成果を実践・確認するための行動全体を【発信力】と呼んでいます。

自分が今後の人生(学生なら就職してからを、20代なら30代以降をイメージしてください)をどのように生きたいか、そしてどのように活きたいかを考えてみましょう。それをどんどん明細化していきイメージが固まった時、きっとあなたはそれを発信したくてたまらなくなっていると思います。その目標を叶えるまで行動を続けていきましょう。必ずその目標は叶います。

そして皆さんは人生100年時代を生き抜くための社会人基礎力を、気付いたら身に着けていることでしょう!

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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