青年よ、大志を抱け! #キャリア的視点 625
こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「新入社員研修」です。
企業がわざわざ時間とお金をかけてまで新入社員研修を行うのはなぜなのでしょうか? 新入社員の一人ひとりにどんなことを学んでほしいと思っているのでしょうか?
実際に今日から私も新入社員研修に登壇しますが、何を伝えるべきなのでしょうか?
さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。
Boys, be ambitious.
「青年よ大志を抱け」は札幌農学校の初代教頭(プレジデント)W・クラークが明治10年の離任の際、教え子達に与えた惜別の言葉として有名なこの言葉ですが、皆さんはその前文と意味をご存じでしょうか?
Boys, be ambitious not for money or for selfish aggrandizement, not for that evanescent things which men call fame. Be ambitious for the attainment of all that a man ought to be.
青年よ大志を抱け! それは金銭や我欲のためにではなく、また人呼んで名声という空しいもののためであってはならない。人間として当然そなえていなければならぬあらゆることを成しとげるために大志をもて。
これから新しい世界に飛び込んでいく学生たちに対し、人間的成長を期待して送った言葉のように感じます。
この4月に新社会人となる学生たちにも、こうした言葉を送りたいな、なんて思った次第です。
研修の目的
私自身、今日から4週間にわたって(実際にはゴールデンウイークを跨ぎますので5月中旬まで)、某研修会社の講師として、様々な企業に入社した新入社員たち(以降:受講者)を相手に様々な講義を行ってきます。
- 職業能力基礎(マナーやマインドセット、プレゼン、ブランディングなど)
- タイムマネジメント
- コンプライアンス
- 業務改善
受講者はこれらの講義を、会社に負担してもらいながら、給与ももらいながら学んでいくのです。彼らの会社は何故にそこまで投資をして研修を受けさせるのでしょうか? 多分受講者ひとりひとりが望んだ研修ではないと思います。
実際の講義の中で、これを受講者たちに考えてもらう時間を取ります。自分で考えて、グループワークでディスカッションして、自分なりの答えを以って研修に挑んでもらおうと思っています。学生時代と異なり、自分で考え、目標を立て、正解をもらえないままに行動を開始することを実践してもらいます。
新社会人として『自分で考える』ことのできる人材になる為に、1か月の間、新しい知識を学びます。それと同時に「得た知識をどのように使うか」を考えることを体験として学ぶ時間。それが新入社員研修なのです。
受講者一人ひとりが、自分なりの大志を抱けるように、行動変容に繋がる講義を心がけて寄り添ってきます。
個人の活性化を組織の活性化に繋げます。