自己一致:自分らしくある為に #キャリア的視点 624
こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「自己一致」です。
あなたは友達と話している時の自分のままに職場でも過ごせていますか? もちろん秘密にしている部分はあって当然ですが、変に格好をつけていたり、そのために相手に嘘をついたりしていませんか?
自分が自分らしくあることがどんなにも楽なのか、今日はその辺を考察していきましょう。
さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。
自己一致とは
まずそもそも『自己一致』とはどんな状態を指して言うのでしょうか?
自己一致とは
コーチビズ研究所
「あるべき姿」と「あるがままの自分」が同じであればあるほど安定した精神状態。
つまり、その人にとっての自然な状態だと要約できるのではないかと思います。ただし加えて肝心なのは「他者からも安心できる状態」であることも必要です。世の中には「呼吸と共に嘘をつく」人もいる可能性を踏まえて付け加えさせていただきます。
『私』が思う「私」とは、『私』の在るべき姿とはどんな人なのでしょうか? 一度考えてみてください。
例えば私、ひだの場合はこうです。
いつも笑っていて、一緒にいるだけで楽しくなってくる
私は常にこう在りたいと感じ、そう在ろうと思っています。さすがに独りでいる時に、TV番組を観ていてTVに突っ込むようなことも滅多にしませんし、家族に対してはもっと素の部分を晒していますが、知人・友人・ビジネスパートナー、講師として受講生に対するときなど、は基本的に「一緒にいるだけで楽しくなる」存在でいたいと思っています。
あなたの「在るべき姿」とはどんな姿なのでしょうか?
来談者中心療法
私たちカウンセラーがカウンセリングを行う際に大切だといわれている姿勢があります。
心理療法の創始者としても有名なロジャースが「クライエント(来談者)中心療法」に、来談者のパーソナリティの変容を起こすために必要な6つの条件としてまとめています。
- 来談者とカウンセラーが心理的接触を持っている
- 来談者は不一致の状態(不安の状態)
- カウンセラーの来談者との関係における一致(自己一致)
- カウンセラーの来談者に対して無条件の肯定的配慮
- カウンセラーが来談者に対し内的に共感し、それを伝え返しするよう努めている
- 相談者がカウンセラーの無条件の肯定的配慮や共感的理解を知覚している
つまり、カウンセラーが変に格好をつけたりすると、その剥がれやすいメッキは、不安の状態で敏感になっている相談者さんには簡単に見破られてしまうということなのです。
カウンセラーに限った話ではありません。表面だけ着飾って中身がない人のなんと人間的に薄っぺらいことか! 見栄や嘘で取り繕ってみても、それは相手に一層の不安をあたるだけなのです。
Let it be.
何より自己一致をしているということは、自分が楽なのです。自分の「在りのまま」でいて良いのですから。変に着飾って、見栄を張って、嘘で身を固める必要はありません。
とはいえ他人に対して全てを言う必要もありませんね。自己開示は相手との信頼の中で、その時の流れに身を任せて行えばよいのです。
相手もあなたに対して自然でいられるようになります。自分を偽らない『私』に対して、安心感を感じてくれるのだと思います。
ありのままで。
個人の活性化を組織の活性化に繋げます。