キャリアコンサルタントって士業なのか? #キャリア的視点 615

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「士業」です。

世の中には「弁護士」や「税理士」などといった、いわゆる「士業」と呼ばれるジャンルがあります。もちろんこれは俗称に過ぎません。別名「士」の文字からとっての「サムライ業」と呼ばれることもあります。
ではキャリアコンサルタントも同じ国家資格ではあるのですが、これは士業なのでしょうか?

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

士業とは

士業とは、「国家資格で専門性が高い職業・資格職業の俗称」といわれています。この意味ではキャリアコンサルタントも充分に士業… とは既に言えないようです。なぜならキャリアコンサルタントは「専門性の高さ」ではかなりのレベルだと自負していますが、残念ながら未だに『職業』とは認識されていません。

私たち自身は事実キャリアコンサルタントを職業にしていこうと奮戦していますが、なにぶんにもその認知度が低すぎて、一般の労働者がその存在にすら気付いていない状況です。これが現実です。

では改めて士業とは例えばどんな資格職業を上げているのでしょうか?

  1. 国家資格の内「弁護士」「司法書士」「行政書士」「社会保険労務士」「税理士」「土地家屋調査士」「弁理士」「海事代理士」で8士業。
  2. 国家資格の内「弁護士」「司法書士」「行政書士」「社会保険労務士」「税理士」「土地家屋調査士」「弁理士」「公認会計士」「中小企業診断士」「不動産鑑定士」で10士業。
  3. その他、資格ブームの中で「士」を名乗っている民間資格。有名どころでは「相続士」「労務管理士」「法務士」などがある。

❶❷の士業の特徴は「国家資格である」「独占業務がある」といったところでしょうか。独占業務があることでこれらの資格を使用して職業として活動されている方も数多くいらっしゃいます。

また❶❷の違いは、❶は「職務上の権限などを使用して、委任状が無くても第三者の戸籍謄本などを請求できる」という職が選ばれているのに対し、❷は中小企業や個人との密接な関わりを持つ業務が対象となっている様です。簡単に言えば❶は職務権限、❷は業務内容による仕分けなのでしょう。

大変失礼ながら❸は民間資格の為、「士業(国家資格)の様に勘違いしてもらった方が得!」という体でのネーミングであるように感じます。実際にいわゆる「協会ビジネス」などといわれるようなところもある様ですのでお気をつけください。

キャリアコンサルタントを士業にする為には

ここまでの流れから、キャリアコンサルタントを士業にする為には何が必要なのでしょうか? もちろん職業にしていくことが必須で、その為には「正しい認知(知名度と理解)」が不可欠です。

事実、キャリアコンサルタントはクライエントである相談者さんとは実に密接な関わりを持ちます。それは守秘義務が適応されるレベルです。それ故に職業として確立出来たら10士業に加えて11士業になっても良いのではないかと個人的には考えていますがどうなんでしょうね。

さすがに資格名に「士」がついていないからキャリアコンサルタントは士業ではないという話ではありません。また「医師」「柔道整復師」の様に「士」ではなく「師」だったり、「公認心理士」などの様に「士」がついていても士業に入れないのは何が違うのでしょう。

これから先、私達キャリアコンサルタントの行動次第で士業にも抜擢される日が来るのかもしれません。もちろん正直そこにはそんなに大きな価値を私自身感じていないのも本音です。なったら面白いね、とは思っていますが。今回の記事は純然と「士業って何だっけ?」がから始まっています。

もう国家資格はみんな士業、それ以外は「士業」を名乗っちゃダメ! くらいのがすっきりしていて楽なんですけどね~

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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