長く続けられる仕事の探し方。 #キャリア的視点 599
こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「求職」です。
みなさんは新卒での就活の際、どの様な観点で会社を選びましたか? また転職をしたことがある方は、その時にもどの様に求職をしていましたか? 結果としておおむね満足の行く現在であれば問題はないのですが、そうではなく不満たらたらで仕事をしているのであれば、会社選びの際に何が問題だったのでしょうか。
次回の転職があるのであれば、その際に失敗をしない様に少し考えてみましょう。
さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。
転職の理由
私達は普段仕事をしている中で、100%満足して働くことが出来ている方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか? 残念ながら私自身はこれまで数度転職をしていますが、その全てで100%満足などという事はあり得ず、常に何らかの不満を抱きながらいたように思います。
その不満が溜まって溜まって爆発する様になると「転職」を考えるようになります。これは人それぞれの事情と理由がある訳です。その中でも一番多いのは、
- 夫の転勤についていくため
- 親の介護(実家に帰る・時間的制約により今のままでは続けられない為)
などでしょう。
しかしその際に、ハローワークや転職サイトなどで仕事を探す際に、皆さんは何を基準に選択をしていますか?
これまでやってきた仕事を活かして同業他社で、というのであればまだ良い方ですが、少なくとも給料の額や勤務地で選ぶのは辞めましょう。それでは正直言いますが、決して長続きはしないでしょう。
結果としてまた退職し、転職を繰り返す中で、給料額はどんどんと下がっていくことでしょう。いくらジョブ型雇用がもてはやされ始めている現代においても、無意味な転職は自身の労働市場における価値を下げていくだけにしかなりません。
想い
ではどの様に職を探したらよいのでしょうか?
人が会社を辞める要因として多く挙げられるものには「人間関係」というものがあります。
さすがにこればかりは決定的な判断は職探しの段階ではしきれません。離職率を調べるとか、口コミをみるとかしてある程度の判断はできるのでしょうか、Aさんとは合わない人でも『私』には合う場合もありますので、他人の評価をそのまま鵜呑みにしてしまうのは、後々巨大な魚を逃すことにもなるかもしれませんね。あくまでも参考程度にしておきましょう。
追加して言えば、肝心なのは入社してからの人間関係の構築に対する努力を怠らないようにしましょう。人間関係が上手くいかないのは、相手が悪いのではなく、お互いに歩み寄る努力が足りないことが一番の原因なのですから。特に後から入ってきた側が大きな努力をする必要があります。既に構築されている関係性の中に入っていくのですから。
実際の仕事探しで大切になるのは、『想い』だと思うのです。
自分は、その職業人生において『何を成し遂げたいのか』を考えてみましょう。何を成し遂げたいか、には『私』の興味や価値観が大きく影響をしてくるのです。だから成し遂げたいことが見つからない時は、自分の興味領域や価値観にあった企業を選ぶと、かなり納得のいく選択ができるのだと思います。
見つけた企業がその成し遂げたいことを叶えられる会社なのかどうか。ここを考えてみることです。
収入がない。周りが就職して働いているから。いろいろな理由で就職を焦る気持ちはわかります。しかし永く愉しく働きたいのであれば、あえて立ち止まって自分を知る、自分の成し遂げたいことを見つめる。その上でそれを叶えることが出来そうかどうかで選ぶ。
その企業に選んでもらえる自分で在る為に何が出来るかを考えましょう。そんな企業が見つからないからと、自分で会社を興す人も多いのです。
自分が何をしたいのか、何を成し遂げたいのか、そんな思いで仕事を見つけるのが、永く愉しく仕事をしていくコツなのだと思います。
給与額などの条件というのは、確かに大切な要素です。しかしそれは実は最重要ではないという事に気付いて欲しいのです。
個人の活性化を組織の活性化に繋げます。