モチベーションの源泉 #キャリア的視点 586
こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「モチベーション」です。
人が何かをする際に必要になるのがモチベーションなのだと思うのです。それと意識している人もしていない人もいらっしゃいますけど^^;
仕事をする際にも、遊びに行くとしても、どんな場合でもモチベーションというのは、車で言うところのエネルギー(ガソリンや電気、水素など)になるのです。
さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。
考え方や好み、価値観の違いが原因
モチベーションとは、日本語で言うと「動機付け」と訳されます。何か行動を起こす際の心のエネルギーです。
これは他人との会話の中で簡単に上がったり下がったりしてしまいます。
自分が良かれと思って行動したことを「違う」と言われれば、誰でもその行動に対するモチベーションは下がります。基本的に人は承認を欲する生き物です。どんな行動をとるにしても「認めて欲しい」「褒めて欲しい」と思いながら、動いているのです。
承認欲求というのは人間として当たり前の欲求です。マズローの欲求5段階説で言えば4つ目の欲求です。
その原初の欲求ともいえる「承認」を受けることができない場合、正確には自分が望んでいた反応がなかった場合、人は心のエネルギーを失います。その減少量は個人の理想と現実のギャップの大きさによって決まるのだと思います。そのギャップが大きければ大きいほど、そのモチベーションは枯渇してしまいます。
正しいフィードバックの仕方
モチベーションやテンションが下がってしまった時の上げ方、というよりはモチベーションを落とさない方法です。
と言ってもこの方法は自分ではどうにもならない方法です。
つまりは『私』が誰かと会話する際に、相手のモチベーションを下げさせない為の、会話中のフィードバックの方法です。最近特にネガティブフィードバック(相手の望まないフィードバック)の方法が大切で、その方法を書いた本が売れているようですが、その根本的な部分です。
簡単に言えば「会話の順番」や「言葉の選び方」です。
言葉の選び方に関しては改めて言うまでもないでしょう。
最初から「その考え方は間違っているよ」なんて言ったら、相手は最初から傷つき、心の壁を高くしてしまい、どんなにその内容が的確であってもまともに受け入れたりはしないでしょう。
実際に私にも経験があります。キャリコンの練習(ロープレ)の席で、「肥田さんの欠点は~」なんて言われた時は身構えてしまいます。
要はフィードバックの的確さなんてものは後回しです。最初にその言葉を受け入れるだけの土壌を相手の心につくる。これが無くてはどんなにいい言葉でも相手には届かなくなります。
こういうと「フィードバックを受ける側の心の弱さ」とかを指摘する声が聞こえて来ますが、それを相手に強要して厳しい(と言われる側が感じる)言葉を投げ掛けるのは、パワーハラスメント防止法がパワハラのひとつと認定する【精神的な攻撃】と大きく変わりません。
最初に相手の行動、言葉などを承認する。褒めたり、受け入れることを行う事で、相手の警戒心を下げる(上げない)要にするのが、この場合は有効なのです。
これから誰かに何かを伝えたい時は、朝の挨拶であっても、仕事上の小言であっても、まずは場作りから始めましょう!
個人の活性化を組織の活性化に繋げます。