私たちは一体何と闘っているのか!(過去の自分との闘い) #キャリア的視点 573

明けましておめでとうございます(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のブログのテーマは「闘い」です。

私達は常に何かと闘っているのです。スポーツでは他者と闘い、企業は同業他社とのシェア争いや価格競争に躍起になっています。
私達はいつまで闘い続ければ良いのでしょうか。本当に闘わなくてはいけないモノなのでしょうか。

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

数値目標ってツライ

2022年が始まりましたね。皆さん今年もよろしくお願いします。

この1年を始めるにあたり、私も、みなさんも、これからの1年をどの様にするかを考えるかと思います。その際にはどの様に目標などを立てますか?

一般的に目標と言えば、よく「数値を折り込むと良い」といいます。それは『誰にでも解り易い』から故に共有しやすいからなのだと思いますが、個人的な感覚として数値目標は精神的に追い込むことになりますのであまりお勧めしません。たった1足りないだけで目標に届かないなんてことも有り得るのです。

これまでの多くの企業が数値目標を基に活動を続けていますし、それはそれでこれまではうまくできていたのでしょうが、どうも私は苦手です。

昨年末に本を出版させていただいたのですが、その売り上げ目標とか言われても、考えてもピンとこないのです。経済的観点からいえばわかります。私も日々キャリアアップをしていきたいと思っている以上、例えば2冊目の本を書こうと思った際には1冊目が「売れた」という実績が必要になります。経済圏の中にいる以上、出版するために必要なことです。

私が【『私』の隣にあるキャリア】を書いた目的は、「本を売る!」ことではありません。
「キャリアって何?」
「うちの従業員のキャリアを何とかしたいけど、良く分からないよ」
って言われるキャリア初心者の皆さんに、キャリアって難しいものじゃないんだよ~ってことを伝えたいってことが目的のひとつです。そういう方がたに届くために、多くの方に読んでいただきたいと思っていますが、その辺が私にも言葉にしづらいところです。

「月末までに50冊売る!」
「売上1位を取る!」

このような目標は、多くの人に読んでいただくという目標の為の通過点に過ぎません。数値目標に振り回されるのは本来の目的や目標を見失う事になり易いと思うのです。強引に数値目標を挙げるとするのなら日本中の方々に読んでいただきたいというところでしょうか。

闘う相手

他者を陥れる闘いなんて私はしたくありません。私達は一体何と闘っているのでしょうか?

あの人より順位を上げたい、あの企業より、他の地域より… 資本主義の中で、競争社会の中で、他者より、他社より、少しでも優位に立つために…
正直疲れます。

2022年も私の相手は私です。昨日の自分であり、明日の自分です。
スポーツにおいても本来は同じだと思います。昨日の自分に出来なかったことが、明日にはできるようになるために頑張っています。その成果を確認するための大会で在り、他人との競争のはずです。それなのにその競争で勝つ事の方が『解り易い』であるが故にそちらが主になってしまっているのだと思うのです。

昨年お伺いしてきた長野県伊那市の【伊那食品工業株式会社】のいう『年輪経営』の様に、去年よりほんの少しだけ成長することを目標に、数値目標ではなく「いい会社を作りましょう」という目標を掲げていける方が楽です。

個人も会社も闘う相手を間違えないようにしましょう。闘う相手は昨日の自分です。数字としての目標を掲げるのであれば、

  • 昨日より何か「一つ」できることを増やす。

それが「在りたい自分」に繋がるのであれば、『心理的成功』に繋がり、それが次の日のモチベーションになります。
2022年は2021年より成長することを目標にするのはいかがでしょうか?

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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