ヘアドネーション #キャリア的視点 559
こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「髪の毛」です。
私たちが何もしなくても、髪の毛と爪は成長を続けています。爪はさすがに再利用の方法が思いつきませんが、髪の毛であればヘアドネーションという形で寄付をすることで、人の心を救うこともできるという事です。私の様なおっさんの傷んだ髪は多分使えないのでしょうが…
さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。
髪の毛を寄付するという事
うちの息子(9)は現在小学校3年生なのですが、一つ自分の意思で頑張っていることがあります。
【へアドネーション】
ヘア:hair 髪の毛
ドネーション:Donation 寄付
つまり、髪の毛を寄付することです。
小児がんや先天性の脱毛症、不慮の事故などで頭髪を失った子どものために、寄付された髪の毛でウィッグを作り無償で提供する活動。
Wikipedhia
もともとはアメリカの団体Locks of Loveなどが行っていた活動で、日本では2009年にNPO法人Japan Hair Donation & Charityが活動を開始した。当初は認知度の低さから髪の毛の寄付が少なく、最初のウィッグを提供するまで4年を要したが、水野美紀や柴咲コウなどの有名人が参加したことにより認知度が上がり、寄付が急増した。
特別に詳しく調べたわけではありませんが、たぶん男性でこれを目指して頑張っている人は希少なのだと思います。息子の場合、保育園の年長組の頃に知り、それから伸ばし始めていますが、男の子だからなんでしょうか、なかなか期間がかかっている様に思います。
偏見の目
ヘアドネーション利用の申し込みを利用できるのは18歳以下の子供に限られている様です。先にも引用した様に小児がんや先天性の脱毛症など、本人が希望していないにも関わらず髪の毛が無い、または抜けてしまったなどの子たちが偏見の目で見られることで辛い思いをしない為というスタンスがあるのでしょう。またヘアスタイルを楽しんだりすることができるようになるだけでも、人生を明るく生きていく事ができるのではないでしょうか。
正直私の息子も「髪の毛が長い」という見た目だけで、親戚のおじいさんに「あれ? 男の子だと思っていたけど、女の子だったかな?」なんて言われたこともあります。お爺さんの年齢的にはしょうがないのかもしれませんが、「髪の毛が長い=女の子」という図式が頭の中にあるのかもしれませんね。まぁ、こちらは偏見というより思い込みの要素のが強いですが。最近はキャラ付けで男性でも髪の毛を伸ばしている芸人さんも、ロックバンドなど芸能活動の中では数多く出てきましたが、一般社会ではなかなかいないですから仕方のない部分なのかな、とも思います。
私的には親として「息子が自分からやりたい」と頑張っていることですから応援しています。小学校でも、数年後の中学校でも、もし「校則が…」なんて言われるようだったら、教育委員会にも乗り込む覚悟です。
息子の目標に向けて頑張っている姿は、将来のキャリア形成に大きく役に立ちますから。そして息子の髪の毛が誰かの心を救う事になれば、それはとても大きな貢献で、その子のキャリア形成にも大きな影響があることでしょうから。
ヘアドネーション。
社会人の男性にはなかなか難しいのが実情ですが、挑戦できる方はぜひ参画してみて欲しいです^^
個人の活性化を組織の活性化に繋げます。