カウンセリングとコンサルティングの違い #キャリア的視点 545

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「違い」です。

カウンセリングとコンサルティングの違いって分かりますか? 私はキャリアコンサルタントとして知っているつもりでした。改めて確認してみると… 私的には驚きの展開になりました^^;

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

違い

先日妻に、
「カウンセラーとコンサルタントの違いって何?」
って聞かれました。

改めて考えてみると、どうやって説明したら良いのでしょうか?

カウンセリング:「-」から「±0」にココロをシフトさせる
コンサルティング:小さな「+」の状態をより「+」にシフトさせる

no time

とネットなどをみていると書かれています。確かに一般のコンサルティングはそうなのでしょう。
コンサルティングではコンサルタントがクライアントにヒアリングした情報をもとに、目標を達成するための戦略を考え、行動プランを考え、その答えをクライアントに与えます。経営コンサルタントなどはそうなのかもしれません。

しかし、私が学んでいるキャリアコンサルティングは違うんです。どう考えても。
キャリアコンサルティングはカウンセリングから始まるのが原則です。まず最初に何かに悩んでいるクライエントさんに対するカウンセリングから始まるところから、一般的なコンサルティングとは違うのかもしれません。

とはいえ、経営コンサルタントも経営不振な経営者の悩みのヒアリングから始まる訳で、その意味では同じなんですけどね。

私の知るキャリアコンサルティングはこの図です。

まずは悩みのあるクライエントさんのマイナスになっている心をカウンセリングでフラットな状態に戻します。そしてその先として、コンサルティングやコーチングなどの中でフラットな状態からプラスにしていくのがキャリアコンサルティングであり、それを行うのがキャリアコンサルタントなのだという事です。

主役はクライエントさん

主役はもちろんクライエントさんです。私達キャリアコンサルタントは、クライエントさんが自己決定して自分の将来を掴み取る為に、そのクライエントさん、及びその悩みに適したツールなどを使うんです。

例えばアセスメントツールです。
アメリカの職業心理学者のホランド・J・Lが開発したVPI職業興味検査を基にしたCPS、日本では日本マンパワーがCPS-Jとして扱っています。
これは適職診断テストです。自分の職業適性タイプを知って、その適性に合った職業を選択することで離職などの悩みを起こさないようにする、などが期待できます。

ホランドの六角形

カウンセリングは、主人公は自分と相手(you and I)の二人です。相手の身になって一緒に なって解決してあげることです。産業カウンセラーが例です。
コンサルティングは、主人公は自分(I)です。専門家としてよく考え、ノウハウや助言を相 手に与えることです。人事コンサルタントやキャリアコンサルタントがその例です。

人事Gate.jp

と、別のサイトには書いてあります。
ここも私の考えるキャリアコンサルタントと他のコンサルタントには違いがあります。先述の様にキャリアコンサルタントの主役はクライエントさんなのですから。

これでもうカウンセリングとコンサルティングの違いがもっと良く分からない状態になりました。この場での結論的には一般的なコンサルタントとキャリアコンサルタントが違う、という事でしょうか。

カウンセリングとコンサルティングの違いはきっと先の引用にあるようなものなのだと思います。ただ一般論としてのコンサルタントとキャリアコンサルタントが違うだけなんだと思います。私の一人勝手な解釈ですが。

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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