クリティカルシンキング → 批判的思考を取り入れてみる
キャリア的視点513
こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「クリティカルシンキング」です。
嘘にまみれたこの世の中、クリティカルシンキングは特に役に立つ考え方なのだと思います。(ウソとか無くても大切ですけど^^;)
現在は教育部門でも学生たちにクリティカルシンキングを教え、客観的な判断を下せるようにしているとも聞きます。
さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。
クリティカルシンキング
クリティカルシンキングというのは日本語に訳すと「批判的思考」と呼ばれます。「批判的~」と聞くとあまり良いイメージを持たない方もいらっしゃるのでしょうが、このクリティカルシンキングに関してはとても実はネガティブな話ではありません。
簡単に言えば「それ、本当?」と批判することから始まって、複数の情報を集め、自分自身の目で確認するという考え方です。考察対象をよく理解すること、間違った推論を起こす暗黙の前提を明らかにすること、証拠について評価したり、循環論法や人身攻撃など論理的な誤りを避けるための誤謬についての理解といったことなどがあります。(Wikipedia)
どんなに著名な方でも、有識者であっても、プロであっても間違えることは当たり前にある。その前提で疑ってかかる。いきなり信用しきらないで批判的に考えることをいうのです。
これはロジカルシンキングとは異なります。論理的思考は「A<Bだ。そしてB<Cも正しい。であればA<Cである」という誰もが納得できる展開(演繹法)を行うのです。他にも帰納法というロジカルシンキングもありますが、その辺のことは後日機会を作ってご紹介します。
私達の心理には誰にでも当たり前にあるバイアスと呼ばれる心理的傾向があります。先述した「専門家が言うのだから間違いない」と考えてしまう【権威バイアス】がそれです。
【権威バイアス】
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権威のある人や専門家の言動はすべて正しいと思い込み、深く考えずに信用してしまうこと。
例)専門家の意見に従っていれば間違いない。
上司の言うことはすべて正しい
クリティカルシンキングはこの権威バイアスの反対に位置するものですね。
またインターネットの時代においてネットリテラシーと呼ばれるものもよく耳にするようになりました。
インターネットの情報や事象を正しく理解し、それを適切に判断、運用できる能力を意味します。
千葉県警察
私達の身の回りには嘘が蔓延しています。自身の利益の為に偽の情報を流したり、それを偽と知らずに信じて拡散させてしまうことは誰もがやってしまう危険性を孕んでいます。
批判であって否定ではない考え方
クリティカルシンキングを調べるとこのような書き方をされています。
あらゆる物事の問題を特定して、適切に分析することによって最適解に辿り着くための思考方法である。
Wikipedia(クリティカルシンキング)
クリティカルシンキングを「批判的思考」とは言いますが【否定】ではありません。あえて疑って、検証したうえで判断するのです。その際には先のロジカルシンキング(論理的思考)も併せて、「Aは正しい。Bも正しい。だからAとBについて書かれているCは正しいだろう」と客観的に納得しうる結論を自分自身で出していきましょう。
まずは私の書いたこの記事が正しいとも限りません。この記事から疑ってかかってください。多くの方がクリティカルシンキングに関する記事を書いています。ぜひ判断は客観的にご自身で。それがクリティカルシンキングの第一歩ですね^^
個人の活性化を組織の活性化に繋げます。