育児に絡むキャリア形成を社会から変えよう

キャリア的視点511

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「育児」です。

キャリアコンサルタントの資格試験にも頻出する女性に絡む「M字カーブ」問題。これはれっきとした社会問題ですね。
これは最近、一部でキャリアブレーキと呼ばれるようになっています。はたして女性はずっとキャリアブレーキに悩まなくてはいけないのでしょうか? これに対する有効な手立てはないのでしょうか?

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

キャリアブレーキ

皆さんは主婦のキャリアってどんなものがあるかイメージできますか?
キャリアコンサルタントへの相談として多いものの中に、主婦の方からの「私にはキャリアが無いんです」、又は「出産、育児を機に会社を辞めて、そこでキャリアが止まってしまいました」といったものが多い様です。これを私達はキャリアブレーキと呼んでいます。

残念ながら近年つくられた言葉ですので、まだインターネットで調べても出てくるものではありません。しかしそれは存在します。それは女性の労働力率を表すグラフに「M字」として現れるんです。

たしかに妊娠・出産は女性にしかできません。初期の育児も実際にはお父さんにもできる、とは言ってもやはりお母さんには敵いませんし、どんなにお父さんが頑張ってもお母さんの協力なしでは無しえません。となると人類が存続し続けるためにも女性のM字カーブはなくならないのです。

だけどM字の谷の段差を少なくすることはできると思うのです。実際に先のグラフで見ても昭和50年と平成24年のM字の谷の深さは全く異なります。これは産前産後休暇や育児休暇が根付き、女性が出産の際に退職ではなく休職を選びやすくなったことを指しているのだと思うのです。

男性が育児休暇を取ることで…

実際はまだ足りません。昨今では男性が育児休暇を取る機会が増えました。
東証一部上場企業「サイボウズ」の社長が3人のお子さんが生まれた際に毎回育休を取った事は知られていることですが、近年になってやっと男性の育児参加が社会的に認知され始めてきたと思います。現状はまだ国の施策として準備・検討段階ですので、各企業が独自で行っているのが現状です。それでも少しずつ変わってきているのです。

私も長男が生まれた時育休を取りたかった。しかし私が当時在籍していた企業は男性の育休に対する理解が無く諦めました。今はどうなっているかわかりません。現実には会社は申し出に対して断ることも不利な扱いをすることも禁じられていますが…

加えて育休中の収入は雇用保険から(育休前6か月の平均給与額の)約6~7割ですから生活水準の維持などが難しいなどと心配される方も多いと思います。
しかし下記の記事でも書かれているように、お父さんと赤ちゃんの時間はお金では買えません。プライスレスです。極論、将来の家族の幸せを考えたら取っておくべきだと思うんです。

女性の産休・育休に絡むキャリアブレーキの期間は、多くの女性特有のものであるために、女性活躍推進を謳うのであれば「まず!」その辺のキャリアブレーキと呼ばれる期間を男女平等にすべきなのだと思います。男性の育休も義務化して女性と同様に休み育児に携わってもらうべきなのです。(結局女性に任せてパチンコにいかれても問題ですので、実際にはその育児参加実態を調査する必要もありそうですが…)そこまでしてやっと女性のキャリアブレーキでの悩みというのは沈静化していくように思います。

余談ですが、商業科(だけではありませんがに通う女子高生の中にも「どうせ結婚して子供が生まれたら…」という子も一定数いる様です。自身のキャリアに対する諦めの様なこの言葉も、ある意味現代社会の歪みの犠牲なのだと思うと胸が苦しくなります。

これからの時代、男性の育休取得、及び育児に対する理解と参加が、女性のキャリアブレーキに対する秘策になるように思います。(上手くすれば少子化対策にも好影響があるんじゃないかと密かに思っています^^)

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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