どこに住むのか。なぜその場所なのか?

キャリア的視点504

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「テレワーク」です。

コロナが広まって同じタイミングで始まったテレワークという働き方。多くの方がその魅力に気付かれたことでしょう。しかし最近、在宅ではなく出勤を求める企業が増えているといいます。満員電車で感染の不安に怯えながら通勤する心の声が上がっています。

今回の話は「現場」を持つ企業や個人には該当しない話が含まれています。現実的に在宅ワークをできる環境が作れる企業限定の話になっていますのであしからずご了承ください。
更に今回は特に、多分に毒を孕んでいますよ…^^;

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

都市部の家賃が高い理由

コロナ禍と言われる今日現在。東京では何百人単位でまだまだ感染が広がっているのが現状です。一時期よりは大幅に減ったとはいえ、まだまだ予断を許さない現状です。病床は相変わらず足りず、自宅療養の最中に亡くなってしまう方のニュースが流れることも多い哀しい時代です。

他の地域と比べると10倍にも20倍にも成るのですが、これは単に母数、人口が多いからだと言われていますね。これは実に当たり前の話で、東京は政治的な首都でもあり、経済的な首都でもあるのですから。更に加えれば江戸時代から首都だったためなのか、現在の様な発展をする前から住んでいる方々も多いのです。もともと人が多かったのに、経済の首都として仕事が豊富、加えて家賃などが高い分、給与も高い。青春時代の都会への憧れ、などなどが相まって、東京はどんどんと他人を呑み込むかのように膨れ上がっていったわけです。

私も舞台役者をやっていたころ、大東京で貧乏暮らしをしていました。舞台だけでは食べていけず、でも家賃は高い。家賃の為にバイトしながら心は錦を着飾って頑張っていました。あの頃は私のやりたい事は東京でしかできなかったからです。
みんな、なんだかんだでやりたい事の為に高い家賃の割りに地方からみると狭い間取りで頑張ってきているのです。

これは東京だけではなく、大阪や愛知(名古屋)、その他の都市部と呼ばれる地域でも同様の事が起こっていますね。

でもこれ、テレワークが始まって以降、必要なことなんでしょうか? 今は地方でも仕事はできるし、反面、家賃下がりますよね。

テレワークのメリットとデメリット

インターネットが普及し、オンラインで各地域を結ぶことができるようになって既に10年は立っていると言われています。つまりはコロナが始まる前からオンラインによる遠隔労働、つまりテレワークが始まっていたのです。
私自身は2019年の夏ごろから、前職でオンラインMTGをしていましたが、さすがに10年前は考えもしていなかったです。

そして現在、コロナにより強制的なオンライン時代への移行が起こり、大人から小学生に至るまでが、やれZOOMだ、TEAMSだ、SKYPEだ、MEETだと、オンラインでの仕事に慣れてきましたね。
いわゆる【テレワーク】【在宅勤務】です。

未だに残る判子文化や「会議は直接会わないと」という前時代的な風習・しきたりで身動きが取れない会社も多い中、ベンチャー企業はさっさと本社の住所だけを都市部に残し、実機能と従業員の住まいを地価の安い地方に移動させているのです。

企業にとっては、いい事ばかり!

  • オフィスの高い家賃も要らない。
  • 広い部屋も要らない。
  • 机も椅子も管理者分のひとつがあれば良い。
  • 従業員の通勤手当も要らない。
  • 労働災害も通勤災害もない。

従業員にとってもいい事ばかり!

  • 家賃が安い。その分広い部屋に住める。
  • 通勤時間不要。その分好きな事ができる。
  • お化粧もミーティングの時だけ。
  • 通勤で歩かない分、散歩すればいい。

これがテレワークのメリットです。当然デメリットもあります。『情報セキュリティ』と『人材マネジメント(特に心のケア)』が2大巨頭です。しかしこれらも対応することが可能なのです。

いい事が多いはずなのに、緊急事態宣言に慣れてきた多くの会社が、テレワークを取りやめ、従業員とその家族を感染の危険にさらしてまで通勤を求めています。そして社内に感染者が出るたびに、大慌てで在宅に切り替え、また戻すのです。

それぞれの組織の考えがあるはずですので、私がその点をとやかく言うことはないのですが、私の耳には実際に聴こえてきています。Twitterなどでも流れています。「うちの会社は従業員の命を軽く見ている」と。

もし在宅施策を取らない理由が先述の「判子文化」「会議は集まるべき」、そして「コロナへの慣れ」なら、考える必要があるのかもしれませんね。組織側も。従業員側も。

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA