コンプレックスはキャリアにどのような影響を及ぼすものなのか?

キャリア的視点497

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「コンプレックス」です。

コンプレックスは誰でも持っているものです。自分にとって重大なコンプレックスは、他人から観た時にはどうでも良いものが多いというのも面白いものです。
外科的に治せるも物もあれば、簡単には直すこともできない物もあります。
そんなコンプレックスは、どの様にキャリアに関わっていくのでしょうか。

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は5~7分です。

コンプレックスとは

コンプレックス

心理学・精神医学の用語で、さまざまな感情の複合体のこと。 衝動や欲求・記憶などの、さまざまな心理的要素が無意識に複雑に絡み合って形成される。または、特に「劣等感」を指す意味で用いられる表現である。

weblio辞書

少なくとも日本では「劣等感」を意味することが多い気がするのです。100%の人がとまで言い切れるものではありませんが、かなり多くの方が心のどこかにコンプレックスを抱えていると言われます。言い換えればコンプレックスとは誰もが持っている感情のひとつなのだと私は考えています。

日常の中でつい他人と自分を比べたくなる。これは人間心理としてよくあるものです。相手より自分が優れているのだと思いたくて、それで安心をしたくてついつい比べてしまうものです。しかしこれは諸刃の剣で、結果として他人の素晴らしい何かを見つけてしまい、自分と比較した時に劣等感を抱いてしまう事が起こりうるのです。

実際は私達はひとつの事に対して他の誰かより劣っていても、別のところでまた別の誰かより優れているものです。全体的に、相対的に考えた時、何ら劣等感を感じる必要なんてないはずなのに…

よく聞く話が、「一重まぶた」とか「歯並び」とか、いわゆる容姿に関係する物があります。現代では比較的簡単に、安価で直すことが可能になりました。
「そんなの気にすることないよ、貴方は貴方じゃないか」
なんてことを言われても、簡単にはコンプレックスはぬぐえません。

それなりのお金はかかるものの、日帰り手術で憧れの二重まぶたが手に入り、コンプレックスがなくなるなら。
多少の時間もお金もかかっても、歯列矯正できれいな歯並びになるのであれば。
その後の人生を考えると、ひとつの方法としてはありなのではないかと思うのです。

コンプレックスを乗り越える

誰にだってコンプレックスはあります。
意味がないと分かっていても、他人の習性として他人と比較してしまうものなのです。

私の好きな映画の中でもコンプレックスを克服し、堂々とオーディションで歌い踊る女性を描いたシーンがあります。
彼女は「胸とお尻が小さいから」というコンプレックスを豊胸等の手術で手に入れた、と言います。その結果堂々と人生を楽しむことができているのであれば、確かにありなのだと思うのです。

映画「コーラスライン」より

コンプレックスは誰にでもあるといいつつ、その大小は人それぞれです。
過度のコンプレックスはストレスに成り兼ねないのです。

実際にそれが元で周りの反応が気になってネガティブになってしまい、悪循環に陥ってしまっている人は非常に多いと思うのです。先の例で言えばまぶたに関しては「容姿」にコンプレックスを感じていると人の前で「上手く笑えなくなる」という弊害がある様です。
歯並びに関しては最近はマスクが当たり前の時代になっていますから少し楽になっているとは思いますが、それでも人と一緒に食事に行けない、という方もいるようです。

日常の中でネガティブになってしまうと仕事にも大きく影響を及ぼしてしまうことは往々にしてあります。人前で笑顔を出せないという事は社内の人と明るく話せなくて、コミュニケーションが最小限度になってしまうという事に繋がりかねません。

ところがそのコンプレックスが無くなることで、人と話が笑顔でできるようになる。これだけでも大きく世界が変わっていきます。何事にも前向きに考えることができるようになり、世界が変わっていきます。

別に手術をおススメしている訳ではありませんし、手術で全てが解決する訳でもありません。
例えば心の持ち様を変える「リフレーミング」という手も考えられます。言葉の表現を変えて受け取る印象を変えることで自分でコンプレックスを変えていくのです。「弱み」を「強み」変えるというのもありですね^^

コンプレックスは容姿だけとは限りません。自分の事に限った話でもないのです。例えば家族に関する場合だってあります。

誰が、どんな事で、どの様に悩んでいるかは分かりません。他人のコンプレックスを突いてくる人だって一定数います。それがいじめやハラスメントにも繋がりかねません。(いじめはコンプレックスがあるからターゲットになるというものではありません)
もしその悩みを無くすことができれば人生が明るく変わっていく事に繋がります。

明るい未来を獲得するために、自分のコンプレックスを無くしていくことは有効な手法だという話でした。そんなに簡単な話ではないですけどね^^;

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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