企業の要:5S活動を考える
キャリア的視点470
こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「5S活動」です。
5S活動というのは製造業や現場作業では何年も前から当たり前に謳われている、安全第一に直結する考え方です。
でもこれ安全第一だけではないですよね。ちゃんとキャリアにも大きく影響する考え方なのだと思うのです。
今日はこの5S活動から開始です^^
さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。
5S活動
まず5S活動とは何を指すのでしょうか。工事現場などで見かけるものですが、近年では一般企業にもしっかりと浸透してきているので、多くの方が目にしたことがあるのではないかと思います。
- 整理
- 整頓
- 清掃
- 清潔
- 躾
全ての頭文字が「S」で揃えられていることから、5S。それを実践する活動と言うことで「5S活動」といいます。
実はこれ、15年ほど前、私がまだ建設業で働いていた頃は「躾」を除いた「4S」でした。それがこの15年ほどの間に変化が起きていましたね^^
ひとつひとつを簡単にみていきましょう。表記的には職場として紹介しますが、実際には過程においても同じことが言えますので照らし合わせてお考え下さいね^^
【整理】
必要なモノと不要な物を分けて、不要な物は片づけたり処分したりします。とは言え文句ばかり言ってジャマでも上司は捨てることはできません。
【整頓】
必要なモノでも種類に分けて片づけることが仕事の効率にも繋がります。仕事をしないオジサンを窓際に押しやるのは整頓とは少し違います。
【清掃】
ゴミやほこりが積もっている職場では気持ちよく働くことができません。こまめに掃除をしましょう。必要な時にいない上司の机も掃除はしておきましょう。
【清潔】
特にコロナ禍の今は大切です。誰か一人でも風邪やインフルエンザ、もちろんコロナにも感染していたら社内パンデミックになってしまいますね。
【躾】
無理やり「S」にしたくて躾になっていますが、要は教育です。又は4Sを当たり前にできる仕組み作りをいいます。
みんなが気持ちよく仕事に取り組める様に、みんなで始めましょう!
家庭における5S活動
先にも書いた様に、この5S活動は家庭でも当たり前にできるものです。ぜひ取り組んでいきましょう。
家全体で5S活動で進めるのがお勧めですが、場所によって重点的にバランスを取るのも大切ですね。
特にリビング・ダイニングなどの家族以外の誰かが来る可能性のある場所は【整理】【整頓】、キッチン・お風呂・トイレなどの水回りや、寝室などは【清掃】【清潔】を重点的にやると良いでしょう。
こうして綺麗になることで健康的に気持ちよく生活ができるようになります。
何より「躾」として書かれる教育は「自律型人材」への第一歩です。家庭生活と仕事は大きく相互作用がありますので、どちらかで自立型になってくれば、もう一方も自然と変わります。
性格的に「オフィシャルな部分はしっかりしていて、プライベートはだらしない」という方(逆もあります)もよく聞きますが、やはりそのだらしない方が改善されると、良い方もまたさらに良くなるものなのです。
企業によっては最初の3つで「3S」としているところもあります。しかしこの活動の目的は何と言っても安全確保のためかは始まっています。釘が足元に散らばっていたら危ないですし、ハンマーなどの道具が無くなってしまうのは、資産管理の意味でも社会的安全の意味でも問題です。
誰もが安全に、安心に暮らせるために、私達も5S活動を普段からやってみませんか?
個人の活性化を組織の活性化に繋げます。