他人と比較しても仕方ないでしょう

キャリア的視点469

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「他者比較」です。

私達は日ごろから自分と他人との比較の中で暮らしています。比較されるのは仕方のない事です。それが「評価」ですから学生時代のテスト、社会人になったらボーナスという形で現れます。しかし自分で評価するのは危険です。その対象によって正負が分かれてしまいます。
今日はそのようなところから始めていきましょう。

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

他人と比較すると言うこと

結論を先に書き出します。

「私の方があの人より頑張っているのに!」
「彼の方が僕より残業も少ないのに評価されている…」
「あんな子より私の方が絶対可愛いのに、なんで私には彼氏ができないの!?」
「おい、隣の出来のチャーハンの方が多いぞ! 俺のも同じ量よこせ!」

これらの例を読んでみて、皆さんはどう思いますか?

「器ちっちゃ!」

とか感じませんか? つまりはそう言うことです。
仮に『あなた』が誰かと自分を比較してどうこう言っている時間というのは、他人からは「小さい人物」だと思われていると言うことです。どうでしょうか、それは『あなた』が望んでいる自分像でしょうか?

「他人と比べない」なんてよく言われることです。私もよくその言葉を耳にしつつも「そうは言っても…」とか思いながら結局は誰かと自分を比較せざるを得なかった時期があります。俯瞰してみるとネガティブルーティーン真っ只中の時期だったと思います。

誰かと比べると言うことは、自分の世界に閉じこもることなのだと思います。心理的な自己防衛をしようとして上手くいかない事をただ繰り返しているのだと思います。
他人と比べて勝っても負けても、それは自分自身の妄想に過ぎず、自分一人が勝ったと思っても自己満足で虚しく、負けたと思った時は言い訳を探します。
他人と比較することは得てして「自分が上手くいかないのは他人のせいだ」と他責思考に陥りやすくなるのです。

経験しているからこそわかることなのですが、良い事なんてひとつもない時期でした。

比較するなら過去の自分と

自分自身でどうしても誰かと比較したいのであれば、昨日の自分と今の自分とを比較しましょう。「過去の自分」V.S.「現在の自分」です。

「昨日の自分より、今日の私は何かできる事が増えたのだろうか?」
「去年はフルマラソンも完走できなかったけど、今年こそは!」
「5年前はブロードウエイでミュージカルを観ていた。コロナが明けたらまた必ず観に行くぞ!」

過去の自分との比較はポジティブルーティーンを起こします。より高く、より楽しく、前へ上へと動き出したくなります。

「これまでできなかったことができるようになる」
これが成功体験です。
「これまでにできていたことができなくなってしまう」
これは奮起の心に繋がります。「昔は出来ていたんだから練習すればまたできるようになる!」

過去の自分との比較はあくまでも相手が自分ですから、何か気に入らない事があっても怒りの相手は自分です。いわゆる自責思考として「ではどうしたら良いか?」という転化されていくのです。

全て、というのは言い切れるものでもありませんが、大抵の場合はこのようにうまく回り出していきます。他責思考に陥っていた頃と比べると雲泥の差の心の違いがそこにはあります。皆さんも一度は騙されたと思って(騙すつもりもありませんが)、比較対象者を過去の自分に変えてみませんか?

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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