逆算思考
キャリア的視点457
こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「逆算」です。
皆さんは何らかの目標を立てた時にどのように計画を立てますか? 今日はそんな目標の達成の段取りを考えていく内容です。きっちり達成してきっちり成功体験にしていきましょう^^
さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。
バックキャスティング
最近色々な言葉を英語で言うようになって、もう良く分かりませんね^^;
会議の概要を「*アジェンダ(agenda)」と言ったり、「*レジュメ(resume)」との違いってなんなの? そもそもいつからそんな言葉云うようになったの?
*アジェンダ:これから話し合う題目を端的に記したもの
*レジュメ:会議の中身の概要・話の重要な部分をまとめてある要約。
日本語でもどう表現して良いかわかりませんが、英語で言われるとさらにわかりません^^; 私は新時代のビジネスシーンに対応できるのだろうか、心配になります^^;
バックキャスティングとは…
要は逆算思考のことをいいます。目的と納期を踏まえて、現在からの工程を「目標達成という結果」から逆算して考えることをいいます。
下の図は目的と目標の関係を表したものですが、これを使って逆算思考を考えてみましょう。目標1の手前に現在があるとして考えてみてください。
逆算思考で考える場合、目的達成を1年後とした場合、
「目標6はその2ヵ月前には達成が必須である」
「であれば目標5は更に2か月前」
「目標4は工程が多いから時間がかかる。そう考えると目標3は今から4ヶ月後には終わっておきたい」
「目標2は来月に終われば間に合うと言えるが、後半に余裕を持たせるためにも2週間締切りを速めておこう」
「最終的に目標1は…」
こうして最も直前の目標の納期を決めていく。このような考え方をバックキャスティング=逆算思考といいます。これを目標をクリアする毎に進捗を確認しつつ繰り返していくのです。
SDGs
最近、様々な場所で聞くSDGsに関しては皆さんもよくご存じのことでしょう。2030年(残り9年)までに世界的に「誰一人取り残すことなく到達」することを目標にした17のゴールと169のターゲット。
ここでそのひとつひとつを解説することはありません。多分皆さんの方が詳しいでしょうし^^;
ただこのSDGsが普及したことにより、これまでCSR(企業の社会的責任)活動に消極的だった多くの企業が前向きに取り組み始めたのは非常に良い事なのだと感じています。
世界全体で行う活動。
169のターゲットの中から、自分たちの会社にとって、又は自分個人にとって関係や興味、スキルのある分野でその達成を目指す。
この辺りが参加を容易にしているようにも思います。
そして2030年までに達成するという期限の設定。いわゆる納期です。企業は常に納期を守って活動していますので、その点もわかり易かったのだと思います。
169のターゲットに向けて、自社では何が達成できるのか。そこさえ設定できれば、後は各企業ごとのバックキャスティングで「この半期でどこまでを達成しましょう」って設定できますよね^^
「30歳までに結婚したい」
であれば、出会い系である必要もないのでしょうが、とにかく出会いの場に行く。結婚したいのであれば「どんな女性と出会いたいか」が重要です。
もうすこし言えば、相手との関係性を良好に保つために何が出来るかを考え、期限までに達成するためのアクションプランを立てるのです。
どんな夢、目標であっても達成しなければ、経験にはなっても成功体験にはなりません。努力の結果であれば達成しなくてもある程度の成果はあるのでしょうが、そこまで行くなら尚更達成したいですよね。
その達成のための考え方が逆算思考:バックキャスティングです。
具体的な目標と納期。この二つを以て、皆さんの目標達成の1歩目を決めていきましょう!
個人の活性化を組織の活性化に繋げます。