アウトプットの為のインプットを行なおう
キャリア的視点453
こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「アウトプット」です。
私達は日々、様々な知識を吸収しています。新聞や本を読む、テレビ番組やニュースを観る、家族や友人と話をする。その全てがインプットです。
そうして取り込んだ知識・情報を皆さんはどうしていますか? せっかくの知識・情報ですから、何らかの形で有効活用していますか?
今日はそんなインプットとアウトプットに関しての話です。
さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。
研修講師という仕事
昨年から研修講師の仕事を頂くことが増えてありがたい限りです^^ 思い起こせば私は中学生の頃は「教師」になりたかったのだと。これは思いがけずもひとつの夢が叶ったと言っても良いのではないでしょうか。
実際、愉しいのです。研修当日に向けて資料を作成している時間も、人前で話すことも。もちろんどんな研修をやるか企画している時間も。私が「良い」と感じて、いろいろな方に伝えたいと思える企画を考えるために、様々なインプットをする様にもなりました。なかなか本を読むのは苦手ですが^^;
研修講師という仕事を考えると、企業や受講者が求めている講義内容を用意するため、多岐にわたる識見が求められるのだと思います。
私の場合はキャリアコンサルタントとして「キャリアデザイン」は基本中の基本です^^; 他にもキャリアに大きく影響する研修プログラムはいくつも用意していますし、要望によってデザインすることもあります。
- タイムマネジメント
- コンプライアンス
- 改善
- 主体性
- 目標設定、達成
- 傾聴
- チームビルディング
などもよくやる項目です。
他にも組織ごとに課題を見つけると「こんなワーク(研修)どうでしょうか。〜の様な効果が望めます」と言った提案もさせて頂く事もあります。
これらに関わる時間が愉しいというのは、実は天職なのかも〜 とまで思ってしまうのです。言い過ぎですかね〜^^;
とにかくも私は現在、講師という仕事の中で、インプットとアウトプットを繰り返しているのです。
アウトプットとインプットの関係
そして最近の研修の場で毎回、受講者の皆さんに伝える様にしているのが、
「アウトプットを前提としたインプットにしてください」
です。これめちゃくちゃ大事です。
ただ知識をインプットだけでは30%ほどしか身につかないと言われているのですが、ではどうしたら良いのか?
簡単です。アウトプットをするのです。
アウトプットとは自分の脳の外に知識を出すことを言います。頭の中にある雑然とした知識を、他人に伝える為に整理し、まとめ直すことになるのです。その際に脳内では、あなた自身のキャリアから培われた考えが自然と混ざります。つまりインプットした本来の知識にアウトプットされるものは+αがされて新しい物が出来上がるのです。
オリジナルの知識であれば、大元の方の講義を受けた方が間違いがないのです。あなたというフィルターを通すのであれば、しっかりとあなたの色を付けることに価値があるのですね。ただしそれは仮説・推論という枠を出るものではありませんから、いかにもそれが事実であるようにふるまうのは危険です。
とは言えオリジナルのはずの知識もあくまでその人が考えたオリジナルに過ぎない場合のありますので、その辺の判断はきちんとしましょう。
いずれにしても、インプットをするのであれば、何らかの形のアウトプットがある方が理解・習得の近道です。車の運転でも何度も乗っている内に慣れてくるのは、「運転をする」というアウトプットを繰り返すからです。脳内イメージだけでは運転は向上しません。
誰かに伝える。
文章にまとめる。
実際にやってみる。
これらのアウトプットこそが、インプットを役立てるためには必要なのです。
本を読むだけでは知識の習得に時間がかかり、過去問を繰り返すから身に付くのです。
今回の結論はこれ。アウトプットしましょう!
個人の活性化を組織の活性化に繋げます。