本当は怖いSNSの世界

キャリア的視点451

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「SNS」です。

今や私達の生活の一部ともなったSNSとキャリアはどのように影響しているのでしょうか? SNSによって就職を成功させたという人もいます。逆にSNSによって人生を棒に振ったという方もいます。皆さんが予想している以上にSNSは使い方ひとつで大きくキャリアにも影響を及ぼしてしまうのです。

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

当たり前の光景になったSNS

皆さんも何かしらのSNS(Social Network Service)を使用しているものと思います。もちろん100%の人が使用しているとも思っている訳ではありませんが、今やインターネット利用者(PC・スマホ・他)の90%以上の方々が何らかのSNSを利用していると言います。
皆さんもそうでしょうし、私自身ももちろん複数のSNSを利用しています。私はLINE・Twitter・facebook・note・アメブロといったところでしょうか。(この自社HPのブログはあえて除いています)

こちらの棒グラフはSNS利用者の各SNS利用内訳ですが、LINEは圧倒的に多いですね^^; 友人や家族とのやり取りに気軽に使える点が利用率の高さに繋がっているのでしょうね^^

既に日常の一部と化してしまっているからこそ、今回の記事ではあえて警鐘を鳴らしていきたいと思っています。
これまでにも何度も世間をざわつかせた事件「バカッター」などを始め、匿名による誹謗中傷、学校・社内のハラスメント(いじめ、嫌がらせ)など、ネガティブな面への利用も後を絶ちません。

SNSはツールです。車や包丁などと同じように、使う人の心を写して、時には人を殺してしまうツールです。
今一度気を引き締めて使用方法を考えてみてはいかがでしょうか。

SNSの罠

既に10年以上前の事件なのですが、私の卒業した中学校で哀しい事件が起きています。

一人の女子生徒(当時1年生)が全裸にされ、写真を撮られ、学校内外の不特定の人達にネット経由でバラまかれたというのです。しかもその回数は5回にもわたっていたよ云うのですから、悪質にもほどがあります。

当時はインターネットに対する大人たちの認識もかなり甘く、子ども達の思慮の浅い残虐性が明らかになった一件です。だれもそれが悪い事だと教えなかったのでしょうし、悪い事なのだという想像力が欠如していたのでしょう。
直接的な加害者は男女5人の生徒と言われていますが、その画像を受け取って何も行動を起こさなかった子ども達(大人も含む)全員が共犯という名の加害者です。
被害者となってしまった女子生徒のPTSD(心的外傷後ストレス障害)も心配*ですが、どんなに残忍な事をしたのだとしても、加害者たち(共犯含む)の「罪の意識」に関しても心配です。*心配といいつつ記事として書いたのは、風化させても行けない「事件」だと認識しているからです。当人、及び家族の皆さんからの申告などを頂いた場合などに記事自体を削除する可能性があります。

この件は時代的に学生までもがカメラ付携帯電話を所持するようになったことで起きた事件です。いわゆるSNSとはニュアンスが異なるのかも知れませんが内容的には同等だと考えるのです。日常の中に溶け込んでしまったが故に、その気軽さゆえに、何かを起こした先に自分や人の将来を突き崩す罠があることを忘れてしまうのです。

皆さんも覚えているでしょう。実際はこの件だけではありません。他にも同様の写真が面白半分で投稿されていました。
そして愚かしい事に最近もまたバカッターは復活しましたね。

これらの画像が出回った結果どうなったのか。皆さんはご存じですね。

  • 1週間後には該当店舗が閉店、又は該当企業が倒産。
  • 投稿者、及び撮影者など事件の主犯となった者には多額の賠償問題となり起訴される。
  • 主犯はそれぞれ学校を退学、内定していた企業からも取り消しを受ける。
  • その後も賞罰は消せない為、就職どころかアルバイトとしても雇ってもらえず、極貧に。
  • SNSに対する恐怖からPTSDを発症。
  • そして音信不通。

たった一回の「冗談」によって本人を始めとして多くの方のキャリアを破壊しているのです。これはネットリテラシーの話だけではありません。想像力の問題でもあります。
まだまだ他にも事例はありますが、いつ自分の周りに起きるかわかりませんし、何かの要因で自分がしでかしてしまう恐れもあることです。自戒の意味も込めて当事者意識を持ってこれらのニュースを読み解いていきましょう。

もし私が、もし私の周りの誰かが「やってしまう」としたら…

私達がSNSを利用する際には、心のどこかにブレーキを持っておきことが必要なのかもしれませんね。

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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