「褒める」は他人の為ならず

キャリア的視点446

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントひだです。今日のテーマは「褒める」です。

日本は「褒め」が足りない。よく言われます。正直言って私もそう思っています。私自身もっと褒めて欲しいと思っていますし、私の周りにもそういう人はたくさんいます。
今日は「褒める」ことの有用性・重要性などを考えてみたいと思います。

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

褒めてもらえない大人たち

そうなんです。大人だって褒めて欲しいんです。
大人になったら褒めてもらえなくなった、と感じている人は多いものです。お互いにその事自体を口には出さなくなっていますが、確かに大人になると誉めてもらう事自体が少なくなっているのは間違いありません。皆さんも実際にどう感じていますか?

「仕事なんだから、褒める必要なんてない」

と思っている方、はっきり言っておきますが、経営者や管理・監督者には向きません。たかがそれだけのことでメンバーのモチベーションが低下しかねません。
経営者、管理・監督者の重大な仕事の一つに「従業員が働きやすい環境を作る」というものがありますが、「私はそれができていません!」と公言している様なものです。早急に改めてくださいね^^

そもそも「褒める」とは何なのか、を改めて考えてみてください。
「褒める」とは「承認する」事です。そして承認とは人間の原始的な欲求のひとつであり、言い換えれば誰でも持っているものなんです。その欲求が強いか弱いかは個性やそれまでのキャリアによる違いなどからくるものですので、一概には言えません。

マズローの欲求5段階説

「あなたの書いた詩はとても私の心に響きました」
「素晴らしいプログラムです。一体どの様にされたのですか?」
「見てましたよ、そっと手を貸すなんて良いところあるじゃないですか」
「〇〇さんが、あなたのことを褒めてましたよ」

こうした言葉の一つ一つが誉め言葉であって承認です。想像してみてください。自分がその様に言ってもらえた時を。嬉しくないですか?
従業員の一人ひとりはその言葉を待っているんです。ただし、心からの言葉に限りますけど^^;

#褒め褒めクラブ

私はTwitterで「#褒め褒めクラブ」を展開しています。最近は少しサボり気味ですけど^^; 褒める時のコツや、どうやって褒めると良いか、などを発信しています。他にも「ほめ達(一般社団法人日本ほめる達人協会)」なんて団体もありますから、ぜひご確認ください。

日本の社会は「褒め」が全然足りません。これでは子ども達の「自己肯定感」「自己有用感」が高まりません。褒める行為があるからこそ、たまにある「叱る」事が効くのです。

そしてなんと言っても、「褒める」という行為は相手のためだけに行うものではありません。回り回って自分に返ってくるものです。
冒頭の例で言えば、従業員が働きやすい環境(多くの承認を貰える場)を作る事で、従業員一人ひとりが活き活きと働き出し、それは売り上げに直結します。売り上げが上がればあなたの評価も高まるのではありませんか? つまり自分に返ってくるのです。

「情けは人の為ならず」という日本の諺があります。これは「他人に情けをかければ巡り巡って自分に返ってくる」という意味です。決して「情けをかけると相手の成長を阻害してしまい相手のためにならないからしない方が良い」という意味ではありません。
褒める、承認する、にも同じ事が言えますよね。

「褒める」は他人の為ならず

これからはどんどん褒めていきましょう! ただし、人はその個性のタイプによって褒め方が変わります。「褒め方」に関してはまだ近いうちにご紹介しますね^^

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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