夫婦で紡ぐ主婦と主夫のキャリア2/3 #キャリア的視点 535

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは昨日に続き「夫婦」です。

主婦・主夫の持つ悩みはもちろんそれぞれですけど、比較的多いのは【仕事との関わり方】なのだと思います。
男性は【大黒柱バイアス】に悩み、女性は【キャリアブレーキ】に悩み、夫婦は【世間体】に悩む。
自分のキャリアはもっと自由に描ければいいのにね。

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

この記事は以下の続きとして書かれています。以下の記事をご覧いただいてからの方がわかり易いですので、ぜひ先にご覧ください。

しゅふの意識

以前に高校生の女の子が言っていました。

「どうせ将来結婚して子供を産んで家庭に入って仕事なんてしないんだから、そんなに頑張っても仕方がない」

これが日本における女性のキャリア意識の現状だとしたら、あまりにも寂しいじゃないですか?
各家庭の問題をとやかく言うつもりもありませんが、結婚して家庭を持つ前から諦めているかの口ぶりです。こんな寂しい事はないと感じてしまうのです。

私の知人・友人にも多くの主婦の方がいますが、やはりその多くは旦那が家事・育児に非協力的だという主婦です。専業主婦もいれば、パート・アルバイト・正社員など、雇用形態は異なるものの外でも働いて家庭でも働いている主婦もいます。妊娠・出産・育児の流れで、社会的な流れで主婦をしているでしょうか。(もちろんその中でもしっかりと子育てや家事などを頑張っていらっしゃっています)

同様に私の知人に主夫をしている人もいます。私と同じで起業の為に会社を辞め、一時的に妻の扶養に入る形を取っている主夫です。しかし知人・友人の範囲内には『専業主夫』はいません。前回の記事で専業主夫は11万人と書きましたが、日本全体でみればかなりの少数派(マイノリティ)であって、皆さんの目の前にいるかどうか… さらに言えば世間体を気にして公開できないご夫婦もいるのかもしれないと考えています。

外的な変化

この辺りの意識の問題は、正直言うと社会全体の意識が変わらないといつまで経っても続くと思っています。
日本の変革では法改正が行われています。【男性の産休制度(改正育児・介護休業法)】として、妻の出産時の休業が2022年4月から段階的に施行されます。

まだまだ足りないとは思うものの、少しずつでも変化していくことは素直に歓迎しています。(できれば10年前にできていれば私も恩恵を受けれたのに…^^;)

しかしながらまだまだ職場環境が、

「え? 産休取るの? 男なのに?」
「きみが産休で休んでいる間、誰がその代わりをやるんだよ」
「休んでいる間でもトラブルがあったら出て来いよ」

などと言ったものであったら取得率は変わらないでしょう。2020年度の男性の育休取得率は12・65%と極めて低い数字(朝日新聞digital)のままなのだと思います。
そしてそれは大きくみれば「安心して子育てができない」として少子化を加速させる要因にすらなっているのではないかと思っているのですが、これは私が考え過ぎているのでしょうか。

主婦・主夫のキャリアの悩みを解決するには、一つには社会環境が変わらないと根本的な解決には繋がらないというのが、一つの私の意見です。

しかしそれでは、私たち個人はどうしようもないのでしょうか?
いえ、そんなはずはありません。法改正というトップダウンの方法の他にも何か私達ができる方法はあると思うのです。

次回に続きます。

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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