子育てによる親としての成長 #キャリア的視点 670
こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「子育て」です。
私自身が現在、子育ての真っ最中です。男の子ふたり。二人ともそれぞれの個性たっぷりです。
正直多くの方が陥るでしょう『親としての責任』が、私の子育てを間違った方向に傾けていたように感じます。取り返しはつくとは思うのですが…
さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。
『親としての責任』
『親としての責任』というのはまさしく子育てをあらぬ方向に持っていってしまう恐ろしいものです。
本来であれば子供の気持ちをもっと優先して、小さくても確実な成功体験を重ねて… というのが理想なのでしょうが、『責任』なんてものを過剰に感じてしまったために、時には子供たちの気持ちを押しつぶしてしまいました。それが子供の成長に必要だと信じて、です。
そもそも基本は親と子であると共にそもそも違う人格の他人なのですから、私の考える理想像を押し付けてしまうことは、最もやってはいけないことだったのだと思います。
私は私の考える子供の理想像、子供の将来を考えるキャリア開発・キャリアデザインの理想像を押し付けていました。
息子は必至で抵抗し、「父ちゃん、あっち行って!」「父ちゃん、嫌い!」と必死に訴えかけていたのです。
大事なのは、子供(に限りませんが)一人一人の発達・成長に即した関わり方をして、行くこと。
「自分でできる」ことは、もうできることです。そこを続けていても発達・発展は薄いでしょう。
「まだできない」ことを、無理にやらせても失敗する可能性が高く、それは ” 失敗体験 ” になってしまいます。私がやってしまっていたのがこれでした。息子に期待するがあまりに、本人の意思を無視していました。結果として今は「自分から『やりたい』と発信する」ことをめったにしなくなりました。
親がすべきことは「支援があればできる」ことを、本人の成長具合を正確に見極めて、「簡単にはできない」「少しは努力しないとできないこと」をさりげなく支援すること、なのだと今ならわかります。
さてまずは信頼回復から、ですね。
タイプの違い
そもそも私と息子は別人格です。これが大前提です。分かっているつもりで分かっていない前提です。これは家庭内の話なので「親と子」の話になっていますが、会社組織内であれば「上司と部下」「管理者と被管理者」です。ぜひ置き換えて読んでみて下さい。
私の性格タイプはプロモーターです。その特徴は以下の通りです。詳しくは『コーチング流タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく(著:鈴木義幸)』をお読みください。
- 注目こそがやる気の源:エネルギッシュなアイデアマン。
- 新しいことに挑戦するのは得意だが、持続は苦手。
- 社交的で人気者だが、人の話はあまり聞かない。
息子はどうやらアナライザーのようです。
- 客観的な視点で問題解決を行う完全主義者。
- 行動より計画・分析の理論家:変化や混乱に弱い。
- 感情表現が苦手で大人数も苦手:孤立しても気にならない。
いずれコントローラーやサポーターに関しても書く機会はあるのでしょうが、それはのちの買いに任せます。
当然プロモーター的要素の強い私にも、アナライザーとしての要素はあります。
アナライザーの色の濃い息子も、プロモーターの力を持っているのも事実です。
だけどやはり比較的反対の方向性の性格ですので取扱注意でした。
改めて先の書籍を読み直して、関わり方を変えていこうと思います! 親子とはいえ、適切な距離感から始めましょうか!
個人の活性化を組織の活性化に繋げます。