改善:不良品率が高い事で起こり得ること #キャリア的視点 603

こんにちは(^^) キャリアコンサルタントのひだです。今日のテーマは「改善」です。

日常的に私達が手にする商品には不良品はなかなか手にすることはありません。なぜなら企業がその商品を製作する上で不良品を出さない努力をしているからです。出てしまった不良品をユーザーの手元に出さない努力もするし、そもそも不良品そのものを出さない企業努力をしているからです。日本企業の改善システムは世界的にも評価の高いシステムです。
今回はその為のマインドセットに関して考察していきます。

さぁそれでは、日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。読了時間は3~5分です。

不良品率25%

先日の話です。
私は広告宣伝として、オリジナル販促アイテムを発注しました。ところが届いた商品は、とても残念な出来でした。甘々判定で40枚中10枚が印刷のズレです。25%の不良品率です。(私の価値観で言えば40枚中25枚がNGです。不良品率63%)

製造会社に連絡を入れたところ、「この程度(1cm以下)のズレは想定内」という、これも想定内のマニュアル通りの返答が返ってきました。とても残念です。私の意図が伝わらなかったようです。
かの企業はこの不良品率25%(甘々)を享受してそれ以上の改善を諦めてしまっているような返答でした。私の価値観からみると、とても残念です。

私もグラフィックデザイナーをやっていた時期がありましたので、印刷機の調子・気温・湿度などで印刷のズレや発色の変化などがあるのは知っています。しかしこれまで付き合いのあった印刷会社は全て、不良品と呼べる印刷のミスは顧客には渡さない努力をしていました。少なくとも私はこれまで不良品なんて意識したこともありませんでした。

このままの展開で行くと私はただのクレーマーですね^^;

私が言いたいのはただひとつ。この会社が改善をしようとしていないという事です。

自分で言うのもなんですが、私自身「あ、この会社ダメだ」と思ったら、『そのまま次の依頼をしない』だけで終わらすこともできたのです。それをあえて行うという行為にはどんな意味があるのでしょうか。

自分で言うとあまりにも自己弁護っぽくて気恥ずかしいのですが、わざわざ時間をかけて言うのですから、それなりの精神的パワーをそこに費やしているのです。それでもあえて連絡を入れるというのは、私にとってどんな意味があるのでしょうか。

その発注した商品の出来に対する期待。
実際に届いた商品の出来に対する評価。

このギャップの大きさが大きいほど『私』のショックは大きくなります。その結果『私』の取る行動は大きく3つに分かれます。

  • (支払ったお金のことを)諦めてその企業に対して二度と発注しない。
  • 連絡をしてクレームを入れうっぷんをはらす。
  • 連絡をして改善に期待する。

私が行ったのは❸でしたが、どうも❷としての認識をされていたようです。

企業が改善を続ける理由

私も企業における社員研修として何度も「改善講座」を行ってきました。
何故、企業は改善を続けるのでしょうか。その答えはホンダ(本田技研工業)創業者の本田宗一郎氏が言っています。

「メーカーにとってわずかな不良率でも、買った顧客にとっては100%だ」

本田宗一郎

つまり顧客の期待に応えられない商品はその顧客にとっては不良品であり、その信用を損なう事に繋がります。その信用を損なうという事は、自社の未来の成長を妨げる要因を作ることになります。

不良品が出ることを前提条件としている内は進歩がありません。
不良品率を1%ずつでも減らす努力を行い続けることこそが改善です。

実際には件の企業も注文の際に、免責事項として「ある程度の印刷のズレ」に関しては記載していました。今件の要因は企業の想定するズレの許容範囲と、私の想定するズレの許容範囲に激しいズレがあったのです。その意味ではその企業にとって今件は改善の価値すらない案件なのでしょう。
その意味では私はただのクレーマーです。

しかし、それであればオペレーターが居る理由は何なのでしょうか? 機械的に作業するだけなら機械に任せておけば良いのです。DX(デジタルトランスフォーメーション)に関しては後日また記事にしますが、それらも含めての改善です。
最大1cmのズレを最大9mmに、最終的に0mmに近づける意欲を失くした途端に改善は形骸化してしまいます。

改善を諦めた企業には、それを感じた時に消費者は背を向けるだけです常に変化を、改善をし続けていきましょう!

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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